ヴィクター・ウッテンを聴けば、ベースがもっと好きになる!
- 2018/08/29
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超絶技巧とグルーヴが心地良い、ヴィクター・ウッテンの世界をご紹介!
ベースという楽器は、ギターほどの華やかさはないかもしれませんが、ベースを愛するファンがたくさんいることからわかるように、ギターにはない魅力も数知れず。
世界トップクラスのベーシストと言われる人達のプレイを聴いてみると、技術はもちろんのこと、表現力の幅に驚かされますし、ギター以上の存在感を放っている楽曲も少なくありません。
今回ご紹介するヴィクター・ウッテンは「ベーシストに愛されているベーシスト」です。
ベースを触ったことがあるオヤジならば、彼の優れたテクニックに驚愕することでしょう。
もしくは、難解なフレーズをあまりにもサラッと弾いてしまっているものだから、「俺にもできるんじゃね?」と、一瞬は錯覚するかもしれません。
世界最高峰と言っても過言ではない彼のプレイは、ベースやジャズ、フュージョンに興味がないオヤジも、1度は聴いておいて損はないはずです。
5歳のころから「ベースを弾けていた」
Victor Wooten Live w/ The Dave Mathews Band
ヴィクター・ウッテンが生まれたのは、1964年9月11日のこと。
日本で、坂本九の「幸せなが手をたたこう」、ザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」がリリースされた年です。
5人兄弟の末っ子だったヴィクター・ウッテンは、長兄であるレジ・ウッテンにベースを習い、5歳ごろにはシンプルなラインを弾けるまでに上達していたようです。
ライン弾きはベースの基本中の基本なので、5歳という幼さで習得できたのは、以後の音楽人生に大きなメリットをもたらしたに違いありません。
1970年代にデビュー
ヴィクター・ウッテンは「ウッテン・ブラザーズ・バンド」のベーシストとして、1970年代にデビューを果たします。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第34位に輝いたカーティス・メイフィールドらの前座を務め、1988年にはブルース・ソウル歌手であるジョネル・モッサーのベーシストとしても活躍したことがあります。
このころの活動からもわかるように、ファンク、ブルース、ソウルが彼のフィールドであり、着実に経験値を積んできたのでしょう。
1989年に「ベラ・フレック・アンド・フレックトーンズ」を結成!
↓「遊」と書かれたTシャツが気になって仕方ない動画ですが、プレイにもご注目ください!
Hartke, Victor & J.D. Blair @ BBKings
1年間、ジョネル・モッサーのベーシストを務めた後、兄であるロイ・ウッテンらとともにベラ・フレック・アンド・フレックトーンズを結成します。
ベラ・フレック・アンド・フレックトーンズの音楽性は、ブルーグラスにジャズ、ファンク、フュージョンが合わさったような感じです。
インストゥルメンタルバンドとして活動を開始し、メンバーチェンジを経ながらも、ヴィクター・ウッテンはさらにテクニックに磨きをかけて、楽曲中においても存在感を増していきました。
キーボディストが脱退したことで、ベースの音が際立つようになったのも大きいでしょう。
スラップもタッピングも世界最高峰!
「普通に上手いベーシスト」は世界にごまんといますが、ヴィクター・ウッテンのテクニックは間違いなく世界最高峰レベルでしょう。
ベースに詳しくない人でもわかるように説明すると、ものすごく上手い人ですら「難しい…」と感じるような4連スラップやレベルの高いタッピングといった特殊奏法を見事にやってのけてしまうのです。
映像を見るだけでは、指がパタパタと動いているだけのように見えるかもしれませんが、彼のように「難易度の高いプレイをバシッと決めたい!」と思って何百時間練習したとしても、誰もが習得できるような代物ではありません。
あなたも今日はヴィクター・ウッテンを聴いて、ベースの奥深さや楽しさに触れてみませんか?