日本の車が右ハンドルで海外が左ハンドルの理由とは?

  • 2018/12/22
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右ハンドルの車は少数派?

右ハンドルの車は少数派?
なぜか、日本の車が右ハンドルで海外が左ハンドルになっています。
というよりも、右ハンドルの車といえば日本くらいのもので、外車はみんな左ハンドル。そんなイメージです。

外車にも右ハンドルの車があることはご承知のとおり。それらは、日本向けにわざわざ右ハンドルに変えているのでしょうか。

もちろん、輸出国の事情に合わせた製品を送り出すのは当たり前のことであり、そういうケースもあるのが当然です。しかし、日本向けでなくても右ハンドルの車はあります。

右ハンドルの車って、そんなに少数派なのでしょうか。そもそも、なぜ日本車は右ハンドルなのでしょうか。

それは自動車が左側通行だから。はい、そのとおりです。左側通行をしている日本では、ハンドルは右側につくことになります。その方が運転しやすく安全だからですね。対向車との車間を図りやすいです。同様に、海外で左ハンドルが採用されているのは、右側通行だからということになりますね。これもたしかにそうです。

話は戻って、右ハンドルの車、つまり左側通行なのは日本だけではなく、思った以上に左側通行イコール右ハンドルの国は多いようです。

たとえば、ヨーロッパの大国であるイギリスが有名です。また、新婚旅行のメッカとしておなじみのオーストラリアやお隣のニュージーランド、さらに香港やインド…。って、これって、英国連邦の国かイギリスの影響下にあった国ばかりです。

つまり、このあたりの国で左側通行、右ハンドルが多いのは、宗主国イギリスに倣っていると考えられます。しかし、英国と無関係の国にも左側通行で右ハンドルの国は多数あるのでは? と思ったものの、シンガポールやマレーシアなど上記の国々と同様に、何かしらイギリスの影響を受けていた国が多いようです。

世界で70ヶ国以上が左側通行で右ハンドルを採用していますが、独自に右ハンドルを採用した国は少なく、多くはイギリスの影響を受けた結果といえるでしょう。

ちなみに、右側通行で左ハンドルの国はこの倍くらいあるわけです。したがって、右ハンドルは少数派かといわれれば、たしかに少数派ということにはなります。しかし、レアな存在ではありません。

 

そもそも左側通行になった理由とは

右ハンドルになった理由は左側通行だからということですが、では、なぜ日本は左側通行になったのかが興味の対象となります。

よくいわれているのが、上記の国と同様にイギリスに倣ったからというものと、武士同士がすれ違うときに、刀の鞘をぶつけないように左側を歩いたからというものです。

しかし、こうした説には根拠に乏しいところがあり、ハッキリと「ウソ」と断定する人までいます。

では、何が本当なのでしょう。
現在のところ有力と考えられているのは、なななんと!

「とくに理由はない」だそうです。

明治時代に警視庁が出した通達で左側通行がはじまったのは間違いないようですが、その通達で右側ではなく左側にしたのは「とくに理由がない」とのこと。また、このときの説明で、刀の件を例のように出したことが、今日まで「武士同士が~」と語り継がれることになったらしいとも。この説は、多くの人や団体が採用しているようです。

たしかに、右でも左でもどちらかに決めれば問題がないという状況であれば、とくに理由なく一方に決めることも不自然ではありません。

ちなみに、イギリスが左側通行なのは馬車時代の名残で、フランスが右側通行なのも馬車時代の名残とのことです。

どちらも馬車なのに。
イギリスとフランスでは馬車の操縦方法が異なっており、イギリスは運転席?フランスは馬上だったことから左右に分かれたといわれています。

そんなこんなで続いてきた日本の左側通行と右ハンドルの歴史ですが、いよいよ平成の世を超えて、次の時代に突入しようとしています。この先、よほどのことがない限り、左側通行と右ハンドルは変わらないでしょう。

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