最近インドで新車を発売!なんて記事を読むけどインドのクルマ事情とは?

  • 2018/08/29
  • ライフスタイル・娯楽
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  • 松村 昴
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インドとクルマ

自動車関係のニュースを見ていると、「インドで新車を発売!」なんて記事をよく目にします。そこで気になるのが、インドのクルマ事情ではないでしょうか。インドと言えば新興国であり、あまり車のイメージはありません。

それにもかかわらず、「インドで新車を発売!」などの記事が出るということは、インドには特別なクルマ事情が存在していることでしょう。今回は、インドのクルマ事情にスポットライトを当ててみたいと思います。

インドとクルマ

 

インドのクルマ事情①:世界4位の国別自動車販売数

インドは新興国であり、あまり車のイメージはないかもしれません。しかし、インドの経済発展は凄まじいものがあり、近年では車を保有する人が増えているのです。その証拠としては、インドは2017年の国別自動車販売台数でドイツを抜いて世界第4位に躍り出ています。

インドは前年比10%の販売台数となっており、401万台を記録しています。3位の日本は523万台であり、近い将来日本を超えるとされているのです。インドの総人口は13億人を超えており、インド国内の車の需要は計り知れません。今後もインドの自動車販売数は増え続けることが予測されており、自動車メーカーにとって注目の市場のひとつなのです。

 

インドのクルマ事情②:スズキの大躍進!

インドのクルマ事情で注目なのは、スズキの大躍進です。日本の自動車メーカーであるスズキは、インドで高い人気を誇っています。実際に、インドの自動車のシェアはマルチ・スズキが約50%となっており、約半数がスズキの車を使用しているのです。

マルチ・スズキは、スズキの子会社となっています。もともとはスズキが積極的にパートナーシップ交渉を進め、インド政府との合弁会社として1981年に「マルチ・ウドヨグ」として設立されました。その後、スズキが出資比率を引き上げ、子会社化して2007年にマルチ・スズキと社名変更をしているのです。

マルチ・スズキは、日本で軽自動車として流通している車種を現地の実情に合わせて変更し、販売しています。車種が充実しており、販売価格も幅広いため、インドではマルチ・スズキが選ばれているのです。インド市場にいち早く注目した、スズキの先見の明には感服させられます。

インドのクルマ事情②:スズキの大躍進!

 

インドのクルマ事情③:インドの自動車メーカーの存在!

先ほど紹介したように、インドの自動車はマルチ・スズキのシェアが約半数を誇っています。他にも海外の自動車メーカーが進出しており、インドの自動車市場をめぐってしのぎを削っているのです。そんな中で注目のインドの自動車メーカーがあります。それがタタ・モータースです。

インドの大手自動車メーカーであり、「タタ・ナノ」が有名です。タタ・ナノは2008年に発表・市販された小型乗用車となっています。なんと10万ルピー(当時のレートで約28万円)という低価格で販売し、世界で最も安価な新車価格の4ドア乗用車となったのです。

ただし、タダ・ナノは2016年に販売終了となっており、フルモデルチェンジし車名を「GenX Nano」に変更して販売されています。この変更で価格は、上がることになり、10万ルピーの車ではなくなったのです。ちなみに、タタ・ナノは10万ルピーと安価だっただけに、常に大赤字だったとされています。

このように、なかなか挑戦的なインドの自動車メーカーも存在しているのです。今後のインドの自動車メーカーの活躍にも注目です。

インドのクルマ事情③:インドの自動車メーカーの存在!

 

インドの自動車市場は注目の的だった!

インドのクルマ事情から、「インドで新車を発売!」という記事が出るのも納得できます。インドの経済発展は目覚ましいものがあり、インドでは車を保有する人が増えているのです。つまり、インドの自動車市場は非常に大きくなっており、世界から注目されています。そのため、インドで新車を発売するだけで、記事になっているのです。今後のインドの自動車市場がどう変化していくのか注目です。

この記事の作者

松村 昴
松村 昴
大学生時代からギャンブルを愛するフリーライター。 競艇・競馬・カジノがとくに大好き。 現在は全国24競艇場を旅しながら記事を執筆中。 趣味はアウトドアでキャンプやサイクリングで気分転換。
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