盗難車No.1のトヨタの車はどうして狙われる?盗難防止には見せる警備だ!
- 2018/02/06
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販売数が多いからだけではないトヨタ車の盗難
自動車保険の保険料を考えるとき、車両保険が悩ましく思えるものです。車両保険を付けるのと付けないのとでは大きく金額が異なるからです。車両保険には、大きく2つのパターンがあり、自損事故や当て逃げなどもカバーするものと、そうでないものがあります。クルマ同士の事故と盗難がカバーされればよいのであれば、保険料を節約することができます。というより、盗難が心配だから車両保険を付けているというオヤジが少なくありません。しかも、車両保険を付けていないときにクルマを盗まれてしまうという実体験の果てに…。
さて、そんな盗難に遭うクルマですが、トヨタ車が狙われやすいことは結構有名な話となっています。実売台数が多ければ、それだけ盗難台数も増えると考えることができます。しかし、窃盗犯はどんなクルマでもよいから盗むというわけではありません。
酔っ払いのオヤジが駅前の放置自転車を勝手に乗って帰るのとはわけが違い、クルマを盗むのは転売目的であることが多いと考えられます。そのため、高く売れるクルマ・すぐに売れるクルマがターゲットとなるわけです。販売先は国内から海外まで幅広く、少々手荒な真似をしてでもお目当てのクルマを持って行くのがプロの犯行といえます。要するに、トヨタ車は人気が高く、商売としてのうまみがあるため盗難が多くなっているわけです。
盗難に遭うトヨタ車としては、ハイエースやプリウスが定番?といえます。普通に市場の人気車種ですから、盗難車市場での人気が高いのも当然です。そして、販売台数の多さは確率論ではなく、「実用性」の面で盗難数に関係しています。
盗難防止には手間を惜しまないこと
トヨタ車だから成り立つクルマ窃盗ビジネスといえば表現が悪いかも知れません。しかし、販売台数が多く、人気も高いトヨタ車は、海外におけるメンテナンスがしやすいクルマだといえます。希少性の高いクルマだと、部品ひとつ満足に調達できませんし、扱える人間がいるとは限りません。しかし、誰もが知っているし乗っているトヨタ車ならそんな心配は無用です。
ハイエースなどは、運送手段としての需要が多いタイプのクルマであり、そのうえトヨタ車ですから狙われてしまいます。
さて、狙われやすいことがわかっているのだから、防衛手段を講じなければなりません。万一に備えて車両保険を付けるのは大事ですが、セキュリティ対策の有無で保険料も変わることがあります。
最近の車なら、イモビライザーが活躍してくれるだろうと思うかも知れませんが、敵は承知の上でやってきます。解除されるかどうかはわかりませんが、力技で持って行くくらいはするかもしれません。また、ハンドルを回せないようにチェーンで座席などに縛り付けるオヤジもいますが、あっさり持っていかれる事例があります。
とはいえ、最新式のセキュリティシステムを備えたクルマなら、そうではない旧式車よりも助かる可能性は高くなります。
・ハンドルロック
・防犯アラーム
・イモビライザー
最低でもこのくらいはあった方がよいでしょう。このうち、防犯アラームなどは、置いてあることをアピールすることもできます。それによって、犯意を挫く効果をある程度は期待できそうです。
そして、犯罪者心理の基本原則に立ち返り、見せる警備をすることが重要となります。といっても、やることは駐車環境の改善です。ガレージを設置できるなら、その中にクルマを退避させます。そして、ガレージそのものに防犯システムを設置します。露天駐車であれば、照明を設置し防犯カメラを取り付けます。周囲から丸見えの状況での犯行を嫌がるのは古今東西変わりません。金がかかる方法ではありますが、最近は大幅なコストダウンも可能です。
大事なクルマを盗まれないためには、このくらいはやってもよいでしょう。どうしても安くあげたい場合は、クルマにカバーをかけるという手もあります。最近はあまり見かけませんが、なかなかメンドクサイものですが、外す犯人にとっても嫌なものです。発見されるリスクも増えますからね。