家族や妻、親よりも何故、バーテンダーやスナックのママの方が悩み事を相談しやすいのか?

  • 2018/09/26
  • ヘルスケア
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  • 沖倉 毅
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社会人として働いていれば、誰でも愚痴の一つを吐きたくなる。
家族、子供、仕事仲間に愚痴を言えるのであれば、貴方は幸せだ。
そんな恵まれた環境に居ながら、打ち解ける人間が一人もいないと口走ったら、火あぶりにされてしまうだろう。

私事で恐縮だが、筆者の周りの友人や知り合いは、真夜中に延々と悩み事LINEを送ってくるケースが多い。
その相手に共通の悩み事を振ると気分次第で『そんな事知りません』という人がいるのだから、頭がおかしいのかと思う。

第三者であれば客観的判断が得られる

母親はもっと酷く『どんな酷い人でも尊敬しなさい』という。
聖人君主じゃあるまいし、いい歳した子供が神父になるとでも思っているのだろうか。

世の中『あんなにいい男の子だったのに…』と言われる人が、殺人犯になっているのを見ると、うちの母親の様な事を息子に言い続けてきたのでは、と思う。

そんな時に、悩みを相談する相手として選ぶのが、夜の街で働く人たちだ。
では、何故周りがあてにならない時に、スナックのママやバーのマスターなら悩み事を打ち明けられるのか。

 

第三者であれば客観的判断が得られる

スナックのママや、バーのマスターの方が、身近にいる上司、部下、友人、はたまた家族よりも、よき相談相手になる事がある。
私の父もそうだったらしく、出張の時以外は、会社帰りに必ずバーに寄っていた。

第三者であれば客観的判断が得られる

彼、彼女らは、第三者であり、カウンターに座る人々の様々な人生模様を見てきた。
お酒のウンチクばかり垂れるバーテンダーならいざ知らず、苦労を積み重ねてきた人たちなら、目の前にいる貴方の困った様子を見抜くだろう。

そして過去に同じ様な悩みを抱えたお客さんが居なかったかどうか、考え、お酒の邪魔にならないように、さりげなく人生のアドバイスをする。

じゃぁ、一番悩んでいる時に相談してはいけない相手は誰か。

妻や、独身男性であれば同居している母親だ。
どうしてバーのマスターに相談する方がお勧めで、妻や母親ではだめなのか。

 

信頼関係に甘えていてはいけない

全員が全員とは言わないが、妻や母親は、夫もしくは子供との信頼関係が築けていて当たり前と思っている。
会話を頻繁にしなくても、LINEの既読スルーでも、家庭内離婚でも、一日中言葉を交わさなくてもいいやというものだ。

信頼関係に甘えていてはいけない

マメに連絡しろとまでは言わないが、定期的に重要だと思う事はお互いを尊重しあい、
適度な人間としての距離を保ちながら話し合う事が大事だ。

信頼関係に甘えきっている仲だと、どちらかもしくは、お互いが、好き勝手な事をしゃべるようになる。
自分の事は相手も興味を持ってくれて当たり前、悩み事も同じだと思う様になるのだ。

これはとんでもない話で、母親は子供に悩み事を相談された日には、そんな子に育てた覚えはないと、中年になった息子相手に論破にかかり、妻は妻で、そんな男性と結婚した覚えはないと言わんがばかりに、夫の悩みに耳を傾けなくなる。

すると夫や、独身男はどうするか。
一番身近にいる人たちすらあてにならないのだから、夜の街に逃げ込むのだ。
彼らの愚痴の多くは、仕事もしくは人間関係で、聞いてほしいのは家族であるにも関わらず、家族が個人の価値観で否定しては何の意味もない。

さらに悪い例が、筆者の様な例だ。
自分は悩み事を相談しても良いが、身内や友達の悩み事には一切耳を貸さないという人に
囲まれてしまうケースである。

言いたくはないが、筆者の周りにいる『家族や親友の悩み事には耳を貸さない人』を見てみると、外面がよく外交的な人が多い。
電話の受け答えもよく、外での評判は良いが、中の信頼に甘えきっているのが丸わかりなのだ。

信頼関係に甘えていてはいけない

本当の信頼とは、目の前のいる人が母親であれ、息子であれ、夫であれ妻であれ
『困っているのだから、聞いてあげる』という姿勢をもつ事である。

散々悩みを人に聞いてもらった後に、そんな事知りませんと口走ってしまった人は、反省した方がいい。

この記事の作者

沖倉 毅
沖倉 毅
ビジネスと国際関連をメインに執筆しています沖倉です。 転職経験と語学力を生かし、語学教師とフリーライターをしています。 趣味は定期的に記録会に出る水泳、3000本以上お蔵入り字幕なしも観た映画、ガラクタも集める時計、万年筆、車、ガーデニング、筋トレです。 どうすれば永遠の男前になれるかをテーマに、取材は匿名を条件に記事執筆に勤しみます。
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