あなたのそのあったか下着は大丈夫ですか?
- 2018/02/03
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喜んでばかりもいられないあったか下着
夏の熱中症ほどではありませんが、昨今の急激な冷えに身体を壊してしまう人も増えています。
そこで暖房器具をガンガン使ってしまうのもある程度は仕方ありません。
でも暖房は電気代などの経費負担も大きくなります。
それよりも今、流行のあったか下着を一枚、仕込ませて済むものなら済ませようとしている人も増えています。
10数年前のユニクロのヒートテックの登場ですっかり有名になったあったか下着は、各社でも開発されそれぞれに人気商品として販売されています。
その暖かさに感激はしつつも、ちょっとしばらく使っているとそこに疑問の湧く場面もあったりするようです。
あったか下着は材料が問題になる
薄いのに暖かいのは、アクリル、レーヨン、ポリエステル、ポリウレタンといった合成繊維のおかげです。
これは自然の繊維ではありませんので、肌に優しいとはとても言えません。
合成繊維は静電気を起こしやすいために、肌にも電流が流れることになります。
それが一時的で少量であれば問題もありませんが、すっかり気に入って冬の間、入浴中以外は肌身から離さないようであれば問題を生じさせます。
体質にもよりますが、肌荒れや発疹の原因にもなります。
その場合は、せっかく買ったのに2度と着用することも無くなるでしょう。
・レーヨンはポイントになる
合成繊維のうちアクリル、ポリエステル、ポリウレタンは薄くても柔軟性、伸縮性、耐久性を維持させる繊維です。
暖かいのは、レーヨンが肌から発する水分を吸収して熱を発生させていることによっています。
これこそがあったか下着を支えている化学繊維なのです。
しかし熱を発生してくれるまでは良いのですが、吸収した水分を逃がそうとしないという欠点は見過ごされています。
これによって、暑くて汗をかくなどによって過剰な水分を吸収すると、いつまでも乾かず水分が身体を冷やしてしまうことにもなるのです。
ですからスポーツなどをする際は、着用しないことです。
また寝ている間も意外に多量の水分を放出していますので、就寝中も着用しない方が賢明です。
あったか下着の全てにレーヨンがふんだんに使われている訳でもありませんので、素材表示をチェックしながら購入するようにしてみましょう。
出来れば昔ながらの天然素材に回帰してみる
寒いシーズンの屋外活動では、下着で暖かければ上着も薄くなるので身も軽くなり保温が効いてとても助かります。
でも外出しない日などでは、従来の下着に厚着を着込んでしまうのも冬本来の自然な姿でいられるのかもしれません。
綿などの天然繊維は通気性もあって皮膚呼吸も妨げないのです。
やはり良いものでも、必要に応じて最小限に使うことが大切なようです。
冬だから着るのではなく、その日の天気、行動計画に応じて着るべきか着ないべきかを判断するようにするべきなのです。
・天然繊維の代替品もある
全く同じ機能のある天然繊維製品などは無いでしょうが、例えばウール製品などは昔ながらの暖かい衣類に違いありません。
下着では代替出来ずとも、これらのあったか衣類でカバーも出来なくはありません。
値段は高くはなりますが高級ウール製品ですと、ふんわりして優しくかつ暖かく肌を包んでくれます。
・気温差に注意
昨今は寒い日が続いたと思ったら、いきなり最高気温が10℃くらい平気で上がったりします。
この時、いつものようにあったか下着を着たままですと、汗をかいて身体を冷やしてしまったりします。
そして翌日、再び冷気にさらされたりすると、風邪の症状が出ても当たり前のような気もします。
・子供は特に注意
子供の頃は肌の反応が敏感ですので、あったか下着による諸症状も出やすいと言えます。
もしもアトピーがれば、悪化して手や足、顔などにまで広がったりするとかなり厄介になります。