「余計なお洒落をしない」というセンス

  • 2017/04/07
  • ファッション
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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「大人のファッションが上手だな」と感じる大人は、周囲にどれくらいいますか?さらにその中で、自分もその人のファッションを真似してみたいと思う人は何人いるでしょうか?

もし1人でもいればそれは、ファッション環境が良いと言えるでしょう。

 

しかし恐らく、そういう人って少ないですよね。周囲は服装にあまり(もしくはほとんど!?)気を遣わないから、自分も「あまり気を遣わなくていいや」と思う毎日。なんて事が多そうです。これ、街中の大人たちを見ての感想です。

だからと言って「自分にはファッションは関係ないな」とか「どうせファッションは上手くならないんだ」なんて思うのは勿体ない。ということで今回は、周囲に目指すべきファッション上級者がいなくても身に付けられる、「大人のファッションを楽しむ上で必要なセンス」をお伝えしましょう。

 

◇大人のファッションは自分がブランド

大人のファッションは自分がブランド

いい大人になると、学生の頃には手の届かなかった物が買える様になりますよね。でも、金にモノを言わせたファッションというのは、「ファッションを上手に楽しめているか?」には関係ありません。お金を積めば良いというものではないんです。

 

たま〜に、ですが全身がいかにも高級ブランド!という格好のオジサマを見る事があります。明からさまにブランドロゴが見えていたりするんですよね。どこかで見た事ありませんか?

そういう人、「ファッションを頑張っている」感じは伝わります。ファッションをそれほど意識しない人ならそれを見て「お洒落だな」なんて思うかもしれません。そこまでいかなくとも「見た目をなんにも気にしないオジサンよりはマシだな」と思うかもしれません。

 

でもこれってやはりYAZIUPを読んで人生を大いに楽しもうとする欲張りなオヤジ諸氏にとって「ファッションを上手に楽しめている大人」とは言い難い格好です。

アパレル業界で服を売る視点からいえば、こういう有名ブランドは「虚栄心を満たすものを売る」という部分が少なからずあります。そんな風に、自分に自信が無くてブランドの力を借りる様なファッションは面白くないですよね。自分が表現するのは「自分というオリジナルなブランド」の方が良いではないですか。

 

◇ファッションが楽しくなったら一旦注意

ファッションが楽しくなったら一旦注意と、ここまでは私のこれまでの記事でも書いてきました。大人のファッションは自分のありたい姿を表現するものですよ、という事です。これを実践していくと、誰しもが通る道があります。

それは「ファッションが楽しくなってきて、過剰な格好をしてしまう」ということ。ファッションのコツが掴めてきて「お洒落ですね」なんて1回でも言われる様になると、まあ調子に乗ってくる訳です。それ自体は悪い事ではないんですよ。むしろとても良い事です。そうやってファッションを楽しむ大人の男性が増えるというのは、社会全体から見たって良い事なのですから。

 

しかし、調子に乗ると周囲の人からは「ちょっとやり過ぎじゃない?」と思われる様な、過剰なファッションをしたくなってきてしまうんですよね。そういう人、周囲にいませんか?

 

何度も書きますが、ファッションを楽しめる様になったこと自体はとても良い事なのです。ただ、まだその加減が掴めていないだけ。そこに必要なのは客観的な視点です。常に「自分の格好は人からどう感じられるのか?」という意識を持っておきましょう。

なぜって、ファッションは相手がいてこそ成り立つコミュニケーションツールですからね。

 

◇「こだわり」はスパイス程度に

ファッションの「こだわり」はスパイス程度に

世の中の様々なものを知り、好きなものや嫌いなものが分かってくる大人になれば自然と、自分なりのこだわりというものが出てきますよね?

ファッションが楽しくなってくると、そのこだわりをファッションでも表現したくなってくるものです。好きな色や柄だったり、モチーフなど。ファッションでの表現が出来る様になったという手応えがあれば、好きなものを表現したいと思うのは自然な流れなのです。

 

ここでの要注意ポイントは「大々的に表現しない様に気を付ける」ということ。

なぜって?自分では気付いていないかもしれませんがそのこだわり、あなた自身からもにじみ出ているんです。大人にもなれば、その人らしさというのがにじみ出てくるものです。それがひとつの大人らしさというものですからね。

ですから、そこに加えてババーン!と誰が見ても分かる様な形でさらに表現することになると、いわゆる「うるさい格好」になってしまうのです。

自らのこだわりを表現するのはあくまでも自分自身です。ファッションはその表現をより効果的にするスパイスと考えましょう。ちょっとそのこだわりの雰囲気があるな、と思わせるくらい。

 

私はちょっとした、革小物などちょっとしたアクセサリーなどで表現する事が多いです。「それ、何ですか?」と聞かれる様な、ほんのちょっとだけ人の目に留まる程度のものです。

これって自分から人にあまり話しかけるのが得意ではない人にもオススメです。「ちょっと気になるもの」が自分にあるのですから、相手にとっては話しかけるきっかけになるのです。しかも相手に話しかけてもらっておきながら、その話題は自分の得意分野ですから、自分自身も話しやすいのです。クドイ様ですが、ファッションはコミュニケーションツールですから、色んなコミュニケーションの場面で効果的に使えるのです。

 

以上3つのポイントを挙げました。こういったポイントを押さえる事が、ファッションにおける「抑制の効いた着こなし」につながります。つまり、大人の着こなしですね。

ファッションでする表現が楽しくなってきた時にこそ、ぜひ思い出してみて欲しいと思います。

 

「センス良いですね」なんていう女性からのお褒めの言葉だって、貰える様になりますから。

この記事の作者

ファッションマジシャン◆ yutaka
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ファッションの専門学校〜アパレル業界での経験を活かし オシャレに自信がない男性から 豊かな人生を自在に楽しむスマートミドルへ大変身するための マジックの様なファッション=ファッションマジックをお届けします。
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