なぜ安い?海外プロテインの謎に迫る

  • 2018/10/16
  • ボディメイク
  • 718view
  • 加藤薩樹
タグ
  • 筋トレ
  • プロテイン
  • 種類
  • 筋トレ
  • 筋肉

国内プロテイン利用者は情弱?

国内プロテイン利用者は情弱?

皆さんははじめてプロテインを飲み始めようと思った時、いったいどんな選び方をして、どの製品を購入したか覚えていますか?あるいは、これから飲もうかと思っている人は、どのようにしてプロテインを買うか決めていますか?

私の場合、はじめてのプロテインはアマゾンで売上第一位だった某国産プロテインを特になんの理由もなしに「人気がありそうだから」というだけで購入したものでした。

今思えば無知だったしとても恥ずかしいのですが、実際皆さんの中にも「国産だったら安心だろう」くらいの気持ちでプロテインを買っている人が多いのではないでしょうか。

実はプロテインは国産だから高品質ということは全くありません。また、海外の方が実際に筋トレ先進国でもあり、市場も大きいのでコスパに優れているのです。

今回は国産プロテインがなぜ高いのか。そして海外プロテインがなぜ優れているのかについて解説していきます。

 

国内プロテインが高い理由

国内プロテインが高い理由

国内産とされるプロテインの最も大きな特徴は「値段が高い」という点です。日本人は食に対するこだわりがめちゃくちゃ強い民族ですし、世界中のどの国と比べても日本産が勝っていると考えています。ですが、果たしてこれは正しいのでしょうか。

そもそもホエイプロテインの主原料でありタンパク質の源であるホエイ(乳清)を作る工場は日本にはありません。国内産プロテインで使われているホエイは全てオセアニアか北米からの輸入品なのです。

日本のプロテイン工場で行われているのはホエイとフレーバーや添加剤の混合。そしてパッケージングだけです。またプロテインメーカーが行っているのは受注発注作業や宣伝・広告ですね。

日本のプロテインメーカーは小さな日本のフィットネス市場において少しでもシェアを獲得するために多大な広告費を投じています。これが国内産プロテインの値段が高い最大の理由なのです。

また、日本人はサプリメントは値段が高いほど効果も大きいと考える人が多いようです。安いサプリには意味がないので、高級品を買った方が良い、と考えるわけですね。これも世界的に考えれば珍しい国民性と言えます。多くの海外のトレーニー達は「質が同じなら安い方がよい」と考えています。

 

海外プロテインはなぜ安い?

海外プロテインはなぜ安い?

まず原料であるホエイが大量に安く仕入れられるという点が大きいですね。ホエイはかつては乳製品を作った際に排出される産業廃棄物でした。海外では乳製品の消費量がハンパないですからね。ですからホエイはとても安くいくらでも手に入るのです。

また、フィットネス市場が日本に比べてとても大きい点も有利です。先程述べた通り、日本ではまだまだ筋トレをしている人は少数派。しかし、海外では男性はもちろん女性の筋トレ参加率もとても高いのです。たくさん売れればそれだけ安くできます。これは当たり前ですね。

自社で大規模工場を建設し、そこで大量に安価に仕入れたホエイを使ってプロテインを作る。それをネットを経由して自国だけでなく世界中に売る。このビジネスモデルによって海外プロテインはとても安く流通しているのです。

 

海外プロテインって安全なの?

海外プロテインって安全なの?

実は米国や欧州の食品に対する検査基準は日本以上に厳しいのです。特にアメリカなどは訴訟大国ですから、ちょっとでも宣伝内容に含有されている栄養素量が満たないととんでもない金額の賠償を要求されてしまいます。ですから、工場の衛生状況から製品のクオリティまで、とにかく厳しく、時には抜き打ちで検査が行われるのです。

実際に、サプリや食品の評価団体も日本以上に多く、様々な厳しい目に日夜晒されているのが海外のプロテインだと言えるでしょう。

 

筆者は断然海外派!

最後にジムトレーナーである筆者のプロテイン観についてです。私はこれまで何十種類ものプロテインを飲んだ経験があります。味だけでなくメーカーやブランドも様々です。ただ、体の変化や筋肉の付き方、増え方という意味では特定の製品が極端に優れているという感想は持っていません。余程の粗悪品でない限りそれなりのタンパク質含有量はありますし、何度も言っている通りタンパク質自体は何も特別な栄養素ではありませんからね。

つまり、プロテイン選びについては値段、味、入手のしやすさの三点が最も重要であると言えるのです。

筆者の結論としてはプロテインは断然海外派です。とにかくコスパが全く違いますしネットを使えば入手も簡単です。セール時にでもまとめ買いしておけばプロテイン不足で困ることなどまずないでしょう。

日本でもっともっとフィットネス市場が拡大し、値段が高ければ優秀な製品であるという独特の価値観が変化すれば、国内プロテインにも優秀な製品が増えるかもしれませんね。

この記事の作者

加藤薩樹
加藤薩樹
フィットネス関連の記事をメインに執筆させて頂いております加藤と申します。トレーニングテクニックやサプリメント等々、全て自分で実践しハッキリと効果を体感できた情報だけを皆様とシェアしていきたいと考えております。 体が変われば心まで変わります。そしてハッキリ言ってモテるようになります!私の記事が皆様の充実したオヤジライフの一助となれば幸いです。宜しくお願い致します。
up 加藤薩樹
加藤薩樹

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ