部分やせは不可能…だが手段が無いことも無い!!
- 2017/05/23
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なぜ部分やせは不可能か
「痩せる」というのはこの場合体脂肪が減少することを意味するわけですが、ではそもそもなぜ体脂肪が減少(縮小)するのかというと、体がエネルギー不足に陥り、脂肪を分解することによって足りない分のエネルギーを補充しようとするからに他なりません。
エネルギーが不足するのは「体全体」ですから、脂肪は体全体からある程度等しく分解されるのであり、動かした部分だけ、狙った部分だけの脂肪を分解させることは不可能であるというのが生理学的な答えとなるのです。
ただ、それでも性別によって脂肪がつきやすい部分、残りやすい部分があるのは事実ですしそれは裏を返せば「落ちやすい部分」が存在するという事の証左でもあります。
今回は、完璧な部分やせは不可能であるとしても、可能な限り落としたい場所の脂肪を落とせる方法がないのかを解説していきましょう。
落ちにくい脂肪を落としやすくする方法はある
例えば腕。力こぶ側にはあまり脂肪がつきませんが、二の腕側には脂肪が付きやすいのは男女同じですね。また、女性はお尻や太ももに脂肪が付きやすいですし、男性の場合は下腹部にぐるっと浮き輪状の脂肪が付きやすいのはある程度共通した傾向です。
男女の違いについてはやはりホルモンによる影響が大きく、女性の場合はある程度高齢になり閉経以降は体脂肪を落とすのが簡単になります。加齢と共に運動する人としない人の差が大きくなるので、ぶくぶくと太っていく人も多いのですが、女性ボディビルダーは比較的高齢の方が多いことからも、女性ホルモンの減少がそれに寄与していることは間違いないでしょう。
一方、我々オヤジの脂肪ですが、脂肪が付きやすいのは「血流が鈍い場所」という傾向が見られます。つまり全身の血流が活発であればあるほど均一に体脂肪を落とすことができるわけです。これには下半身のトレーニングを多く行いガンガン血流を促進するとともに、アルギニンやシトルリンといった血管を拡張させる効果のあるサプリメントが有効になります。これによって下腹部を狙い撃ちで痩せるわけではありませんが、他の部位と較べて明らかに体脂肪の減少が遅い部位を小さくすることは可能と考えられるのです。
男性にキャベツジュースをオススメする理由
最後に、男性にはキャベツジュースとブロッコリーを多めに飲食することをオススメしたいと思います。これらの食材には「DIM」という物質が多く含まれています。DIMは女性ホルモンを体外に排出し、ホルモンバランスをより男性優位に傾けてくれる性質があります。女性ホルモンの割合が低ければ低いほど脂肪はつきにくく、また痩せやすくなります。
ボディビルダーは昔から減量期になるとブロッコリーを多めに食べることが知られていますが、これも経験上からのフィードバックだったのかもしれません。
その他、ホウ素も男性の体内における女性ホルモンを少なくしてくれる働きがあります。ホウ素はとても安いサプリメントですので、1日に5mg~10mgを目安に摂取してみると良いでしょう。