Jリーグ開幕、軽くまとめてしまえないサッカーの試合結果
- 2019/03/16
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結果にこだわらない評価をしたい
ロシアワールドカップでの「ロストフの14 秒」は盛んにテレビで取り上げられました。
なぜ本田はCKを軽々しくゴール前に上げたのか、GKにキャッチされた後のリアクションやその場合の備えの不備も指摘される番組が目立ちました。
サッカーの大事な試合では他にも「ドーハの悲劇」、「ジョホールバルの歓喜」など終了間際のドラマティックな結果が目に付きます。
これらはいつもあそこで時間稼ぎをしなかったのは失策だ、経験の無さだ、それが実力だなどとしてまとめられてしまう傾向にあります。
負けたという結果を受けると、たちまち湧いてくる批判でもあるのです。
逆に同じ試合でも勝ってしまえば、とたんに監督の采配が良かったとか、誰それの選手が好判断をしたとか、持ち上げられてしまうところでしょう。
もしもサッカーの試合論評をするなら、そこまで単純ではいけません。
もっと正しい評価のポイントとなりそうな点についての総論を事前知識として仕込んでおいて欲しいものです。
まずはセオリー通りにしているか
これはサッカーだけでもないでしょうが、一定の基本プレイがあります。
例えばゴール前の大ピンチでは、とにかくなるべく高く大きくサイドに向かってボールを蹴り出すクリアというプレイが望まれます。
残り時間が短い状況でリードしていれば、前線でボールをキープしておけば勝利も確実に見えてきます。
・チーム毎にも違うセオリーがある
さらに戦術としてチーム毎に決まり事もあるものです。
後ろからショートパスを繋いでじっくり攻め上がるスタイルのチームは、相手がボールを奪いに来たところでできたスペースにパスで前進するのです。
そこでは一見、有り得ないようなバックパスが続くことだってセオリー通りとなることもあるのです。
そこに当然のように相手ゴールに向かって前ばかり意識している選手がいても、チームとしての力にはなりづらくなってしまいます。
セオリーだけで勝てる訳でもない
サッカーで勝敗を決するポイントに意外性があります。
同じことを淡々とこなしていても相手も対応していきますので、なかなか試合が展開しなかったりもするのです。
そこにアクセントのあることができたり、そうでなくてもほぼラッキーと思えることで勝利を手にすることだってあるのです。
・瞬間の判断
セオリー通りするのは当たり前で、一瞬の判断でセオリーを超えてより良いボール捌き、位置取り、走りができる選手が優秀な選手なのです。
サッカーセンスがあるとか無いとか言うのは、この判断能力のことなのです。
これがそのまま良い結果をもたらせば良いのですが、相手がいますので時として失敗に終わることだってあります。
それを承知の上でセオリー通りにしないことができるかも、大切な要素になっているのです。
・意外性
全然ゴール枠を外れたシュートが、誰かに当たって方向が変わりそのままゴールインというシーンは意外によくあるものです。
あるいはただのミスキックしたクロスだったのに、そのままゴールインすることだってあります。
ロシアワールドカップのコロンビア戦で開始早々に香川のシュートでPKを得て先制、さらに相手が1人減ってくれたのも記憶に新しいところです。
これも偶然によるものとは言えませんが、これでかなり意外な展開になったのです。
技術力、体力、精神力が支えている
技術力、体力、精神力のスポーツにおける三大要素が、サッカーでもベースになっています。
・技術力
サッカーの技術は、普段から使っている手を使わないだけあって他のスポーツとは一線を画したものがあります。
練習次第でより技術を伸ばしやすいスポーツとなっています。
・体力、精神力
そして最後はつまるところ、瞬発力、持久力、そしてド根性に委ねられるのです。
ただサッカーにおいてはたったの1得点で勝敗が決してしまいますので、より微妙な差によって結果が左右されてしまうのです。