亀田興毅のプロ復帰戦がJBC公認と非公認だと何か違うことあるのか?

  • 2018/05/04
  • ライフスタイル・娯楽
  • 207view
  • アントニオ犬助
タグ
  • スポーツ
  • スポーツ
  • ボクシング
  • ライフスタイル

不本意な形となったラストマッチ

不本意な形となったラストマッチ
スター不在といわれて久しいボクシング界でブレイクを果たした亀田興毅氏。

プロデビュー前からマスコミの寵児といってよいほどの扱いを受け、2009年・内藤大助氏との試合では、実に40%を越える視聴率を叩き出しました。

実績としても(まあ)文句なし。日本人初の世界3階級制覇を成しとげ、バンタム級では8度の防衛をおこない、通算戦績は35戦33勝(18KO)2敗!! うん、大ボクサーですね。
そんな興毅氏が、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチに挑んだのは2015年の10月のこと、相手は王者・河野公平氏でした。

「あの亀田興毅が4階級制覇をかけて挑む、日本人同士のタイトルマッチ!!」

本来ならば話題性十分の一戦だったはずなのです。にもかかわらず、会場はアメリカ・シカゴ。ボクシングファン以外では話題にもならなかった上に、視聴率も7%程度。

「マスコミの寵児」だったころと比較すると、少し寂しい結果となってしまいました。この一戦に敗れた興毅氏は現役引退を表明したのですが、こちらも同じぐらい話題にはなりませんでしたね。

 

すべてはJBCの掌の上でのこと

なぜ興毅氏のラストマッチが、日本でおこなわれなかったのか? これは彼が当時「JBC」が発行する日本のプロライセンスを所持していなかったからです。
JBCとは「日本ボクシングコミッション」の略称、日本のプロボクシングを統轄しており、試合やランキングなどを認定したり、ジムや選手の管理もおこなっている組織です。

そんなJBCと、興毅さんを始めとする亀田3兄弟は何度も軋轢を起こしていたのですが、それが決定的になったのは2014年。弟・大毅さんの試合をめぐって、当時所属の亀田ジムがJBCにより活動停止処分を受ける事態にまで発展してしまいました。
日本のプロボクシングのライセンスは、JBCに加盟しているジムを通じてしか申請ができないもの。亀田ジムは活動停止処分により、興毅さんら亀田3兄弟はプロライセンスが更新できなくなり、日本で試合をおこなうことができなくなりました。

そこで興毅さんら亀田3兄弟は海外のプロモータと契約、海外で試合を続けてきた……結果、米・シカゴでの「寂しい」ラストマッチとなったのです。

 

本気度を感じさせるプロライセンス再交付

本気度を感じさせるプロライセンス再交付
そんな興毅氏が現役復帰を表明したのが今年の1月、AbemaTV配信の企画「亀田大毅に勝ったら1,000万円」でのこと。少々イロモノ的な場での表明ということもありましたから、犬助はけっこう冷やかな目で見ていたのでした。

しかし、興毅さんが復帰にかける意気込みは並々ならぬものがある様子。なぜなら今回は、JBCにライセンスの再交付を申請・交付されるところからスタートしているからです。
単にリングに上ってボクシングの真似事をするだけならば、興毅氏自身もおこなった「勝ったら」企画のように、ライセンスなどは必要ないのです。しかし今回はライセンスの再交付から申請している……何とも本気度が伝わってくると思いませんか? そして復帰するのは1戦限り、復帰戦にてラストマッチであることを表明していることを知り、ますます彼の本気度を感じることとなりました。

 

将来の日本ボクシング界にとってもプラスでは?

将来の日本ボクシング界にとってもプラスでは?
しかし、次に問題となったのは復帰戦の相手のポンサクレック氏。

外国人である彼もJBC公認のリングに上がるには、JBCからプロライセンスの交付を受ける必要があるのです。しかし現在ポンサクレック氏は40歳、「37歳以上は最終試合から3年以内」という交付条件に引っかかってしまうというのです。
そんなことからポンサクレック氏は母国タイで急遽試合を決行。何とか条件をクリアすべく努力をしてきたのですが、結局JBCからプロライセンスは下りなかった模様。

現在では興毅氏の一戦は試合ではなく、公開スパーリングとなってしまいそうなのです。
……そんなんだったら、試合をするのはもうJBCのリングじゃなくてもいいんじゃないの? とも思うのですが、それでは先ほど述べたとおり「勝ったら」企画と同じこと。当人の本気度が伝わらないものになりかねないですし、それでは満足いかないというのが興毅氏の気持ちでしょう。
そして、日本プロボクシング界を牛耳っているのがJBCであるという点も大きいはず。

今まで散々JCBとゴタゴタを繰り返し、海外でラストマッチをおこなわなければならなかった寂しさを一番感じているのが興毅氏。これを繰返したくないという気持ちも強いはず。

またここで関係を悪化させてしまったら今回の1戦だけでなく、将来的に興毅氏がジムを開設したりする際に支障が出るとの判断もあったのではないか? と思うのです。
まあ、今回5月5日に予定されている現役復帰・ラストマッチに関しては、JBCの承認を受けた上で公開スパーリングという形になってしまうのかもしれませんし、これに関しては少々残念な気持ちにはなるのです。

しかしJBCの承認を受けたことで興毅氏の本気度合いは伝わってきましたし、将来、興毅氏が育てたボクサーが、日本ボクシング界で活躍してるという期待が持てるようにもなりました。
そして、このことはきっと、日本ボクシング界にとっても決してマイナスにはならないはず。何といっても興毅氏は、日本ボクシング界のスターには変わりないのですから。

この記事の作者

アントニオ犬助
アントニオ犬助
みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
up アントニオ犬助
アントニオ犬助

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ