野球のグローブってポジションでどれくらい違いがあるの?
- 2017/07/06
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ポジションごとのグローブの違い
バット、ボール、そしてグローブ。
いわずと知れた野球の必需品なわけですが、グローブにはポジションごとに差異があることをご存じでしょうか。
ここでは、その違いについてご紹介をしたいと思います。
投手用
守備時における投手の主な役割は、ボールを捕手のミットに向けて投げ込むこと。
そのため投手用のグローブは、握りから打者に球種を悟られないようにカバーが付いている種類もあります。
またミットの重さにより投球フォームに微妙な感覚のズレが発生することもあるため、そうしたバランス面を考慮してミットを選んでいる投手もいます。
捕手用
投手が投球動作に入るごとに正面に向けられる捕手用のグローブは、多くのファンが最も見慣れているグローブではないでしょうか。
捕手用のグローブはキャッチングのために、捕球面が広く作られています。
全体的に丸みを帯びていることも特徴です。
一塁手用
一塁手は、他の内野手の送球を受けることが多いポジションです。
またボールをこぼさないようにポケットは広く、挟み取りもしやすく作られています。
捕手よりもさらに捕ることに特化させたグローブが使用をされています。
二塁手用
機敏な動作が要求される二塁手のグローブは、全ポジションで最も小さめに作られていることが特徴です。
ボールを素早く送球できるように、ポケットも浅く作られています。
三塁手用
二塁手用が最も小さいグローブとするならば、最も大きいグローブは三塁手用です。
三塁手は打者との距離が近く、その近距離から右打者の痛烈に引っ張った打球が飛んでくることも多々あります。
そうした打球をしっかりと防ぐために大きく作られており、ポケットも深めになっています。
遊撃手用
二塁手と同じく機敏な動作を要求される遊撃手。
三塁手ほどではなくとも強い当たりも飛んでくるため、二塁手用と三塁手用の中間のような作りになっています。
外野手用
レフト・センター・ライトと3つのポジションがある外野手。
ただ外野手のグローブは基本的にどれも同じ作りになっており、たとえばレフトとセンターで違うグローブを使うというのはありません。
守備範囲が重要な外野手のグローブは、より打球に届きやすくするために縦に長く作られていることが特徴です。
オールラウンド用
ポジションの変わりやすい少年野球では、捕手と一塁手を除いたオールラウンド用のグローブもよく使われています。
ただ専門性はないため、年代が上がるに連れ使われなくなります。
違うポジションのグローブを使用している選手も
このように、野球グローブにはそれぞれのポジションに特化をした作りになっています。
ただ遊撃手なのに二塁手用を使ったりと、好みにより違うポジションのグローブを使用している選手もいます。
特にコンバートをした選手にとっては使い慣れたグローブの方が守りやすい面もありますので、そういったことが起こります。
ポジションごとにいろいろと違いはあるものの、結局は自分に合っているかどうかが重要なのでしょう。