卓球の発祥の地はイギリス!では何故アジアが強いのか?
- 2017/06/23
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卓球が始まった起源について
卓球といえば、発祥の地はどこを思い浮かべるでしょうか。まずは、意外に知られていない、卓球の歴史について紹介していきたいと思います。卓球が始まった起源についてはいろいろ説がありますが、もっとも有力とされている説が、イギリスのテニスプレイヤーが「室内で行ったテニス」が起源になっているようです。最初はピンポン球もラケットもなかったので、コルクを丸く削ってピンポン球のようにしたとも言われています。
また、ラケットは「手の平サイズの箱」を代用していたと言われていますが、そこから徐々にラケットの皮の部分が形成されていきました。1898年に、イギリスのテニスプレイヤーが「雨の日に外でテニスをプレイできなかった」ことを機に、上記の方法で、室内で「室内でもテニスの様なゲームを」と、開発されたのが卓球とも言えます。そして、日本に卓球が伝わったのは、1902年のことです。
なぜ中国の卓球は強いのか
卓球が強い国と聞くと、アジア圏が多いイメージを持つ人も多いでしょう。結論からいうと、それは特に不思議なことではありません。何故かと言うと、卓球が始まって以来、ずっと中国は強くありませんでした。代わりにヨーロッパやアメリカが強い時期もありました。そして、日本も例外ではなく、強い時期があり、日本人で世界チャンピオンになった選手は、あまり知られていないと思うかもしれませんが、実際は沢山存在し、その頃の日本は、卓球王国とまで言われる時代がありました。この状況は、1950年から1970年にかけて続きました。
では、なぜ現代の中国は「卓球が強い」のでしょうか。かつて卓球王国と言われた頃の日本は、中国に圧勝し続けており、まさに負けなしの状態です。日本に対して負け続けの中国は、リベンジするという意志のもと、必死に練習した結果が、今に繋がっていると言われています。
さらに、そんな熱血な中国の選手の後押しをしているのが、国家そのものなのです。これに関しては、多くの人がテレビなどで観たことがあるのではないでしょうか。中国は、卓球選手に対してのケアや、施設の拡充はもとより、相手選手の研究なども、熱心に国家単位で行っています。「国が総力を挙げて育選手育成に励んでいること」これこそが、今の中国が「卓球王国」と呼ばれる所以なのではないでしょうか。
日本が再び「卓球王国」と呼ばれるためには
日本が再び黄金時代だった1950年から1970年にかけての強さを取り戻すためには、どうすればいいのか、調査してみました。今でも、日本の卓球レベルは世界的に見れば十分強い部類に入ると思います。
さらに高みを目指すなら、中国が卓球王国に成り上がった様に、不屈の精神と執念を持ち、施設を充実させたり国家プロジェクトが発動される様に、もっと世間から卓球に興味を持ってくれる人を増やさなければならないでしょう。いずれにしても、日本が再び返り咲くには、国民がもっと卓球に興味を持つことが重要なポイントとなります。