パチンコの景品って違法じゃないの?

  • 2017/07/08
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パチンコと違法カジノの違い

パチンコと違法カジノの違い

違法カジノで捕まった有名人のニュースは聞いた事はありますか。
でもカジノが違法ならパチンコは違法でないのはどういう訳なのか上手く説明出来る人も少ないのではないでしょうか。
せいぜいカジノは賭博でパチンコは賭博には当たらないからと言ったところでしょうか。
それにしてもパチンコのどこが賭博に当たらないのかと突っ込まれるともうお手上げでしょう。
どちらもゲームでお金を儲けるのに何ら変わりは無いのです。
ここではその辺の違いから説明してみます。
パチンコファンのオヤジもこれで少しは安心してパチンコに興じられるかもしれません。

 

パチンコは法律的にはセーフ

パチンコは法律的にはセーフ

・賭博の定義には当てはまらない
賭博行為は現行法規の中では定義づけされていませんが改正前の刑法には書かれたありました。
それによると「賭博とは、偶然の輸贏(ゆえい)に関し財物をもって博戯または賭事をすること」とされています。
そして「偶然の結果に対して財物をもって賭事をした人は、50万円以下の罰金に処する」ともあります。
ここにある「偶然」と言う言葉がキーワードになっているのです。
ルーレット等の場合は全くの偶然でしか有り得ませんが、パチンコの場合はそうでも無いのです。
そこに客の技術が関与する余地があるのです。

・風営法7号営業に該当する
風営法とは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」のことです。
その中の7号営業と言う区分にパチンコが存在しますので、この法律の記載範囲において営業するのは問題ないのです。
そして風営法11条では「パチンコ等の遊技の結果に応じ客に賞品を提供して遊技をさせる営業とする」ともされています。
という事ですので法律的には突っ込みの入れようもないのです。

 

問題は景品交換所にある

景品交換所が問題

・古物商の存在
しかしながらパチンコで景品をもらってそのまま帰る人などあまり見かけません。
実際には景品交換所でもらった景品をすぐ隣にある古物商で現金に換えるまでがパチンコなのです。
ところがこの古物商はパチンコ店が経営している訳でも何でもない第三者的立場にあるのです。
パチンコ店が勝った人にお金を渡しているのなら風営法違反になりますが、そうではない形式を取っている訳です。
景品も古物商の扱いやすそうな金のカードだったりと便宜も図っています。
パチンコ店と古物商はお互い持ちつ持たれつのウィンウィンの関係にあるのです。

・警察の関与
しかしいくら法律上や表向きは関係ないと言っても、その実態は賭博そのもののように感じるのが通常の感覚でしょう。
警察はどう捉えているのかと言うと、これがパチンコ店側に立っているのの実態です。
警察の天下り先にパチンコ業界は欠かせない状況にあります。
ギャンブル依存症患者がパチンコ店には溢れかえるほどいる事を踏まえれば、一歩も二歩も踏み込んでもらいたいものではあります。
巨大産業となってもはや社会の必要悪ともされているパチンコ業界の現状にひれ伏しているとまで言えるかもしれません。

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