家庭持ちのオヤジなら知らないと恥ずかしい?お盆を迎える準備の基礎知識
- 2017/07/30
- ライフスタイル・娯楽
- 457view
- 結婚/育児
- 夏
- 季節
- 家庭
- 結婚
- 育児
意外に知られていないお盆の作法
正月に始まり、節分や七五三など、日本には様々な行事がありますが、なかでも大きな節目となる行事の一つとして知られているのが「お盆」です。古くからの風習も家庭を持つオヤジなら、最低限の「お盆の作法」は知っておきたいものです。ここでは、意外に知らないという人が多い「お盆の基礎知識」を紹介します。
お盆の準備とは?具体的に何をするの?
お盆の準備としてまず行うのは、「お墓と仏壇の清掃」です。お盆は毎年「7月13日」または「8月13日」から行うので、月の初めになったら必ず実行してください。お坊さんを呼ぶ場合は、次に寺院への依頼を行います。早めに申し込むのが一般常識なので、こちらもなるべく月初あたり申し込むようにしましょう。
次に「お飾り」のための各種道具を用意します。最近では、実店舗以外でもネット通販で様々な「お飾り道具一式」が販売されているので、時間の都合がつかない場合は、これらネット通販を活用するのもよいでしょう。
また、最近亡くなった故人の四十九日が済んでから初めて迎える「新盆」の場合は、より丁重に迎え入れる準備をしなくてななりません。さらに故人を迎える盆提灯にも「新盆用」があります。間違えて購入しないように気をつけてください。
「新盆用提灯」の見分け方は、「白木で作られたかどうか」で判断します。そして提灯の胴体部分に色が入ってない無垢の状態の物が望ましいので、慎重に選びましょう。
お盆の飾り付けについて
基本的には「お迎え初め」と言われる12日に飾り付けを行います。この日に飾り付けとお供えを全て済ませるようにしてください。
準備として必ず用意すべき物は、「盆棚」となる「低めの机とゴザ」です。机は専用の物も販売されていますが、正座をした時に目線が丁度良い高さになる物でしたら代用品でも構いません。ゴザは「真菰(まこも)」で編んだ物を使用します。昔は竹を利用して「結界」を作っていましたが、現代ではそこまでしなくても大丈夫です。盆提灯は、低い机とゴザで作成した盆棚の両脇に配置しますが、片方だけでも問題ありません。盆棚に飾り付ける各種のお供え物には実際の物を使用しても構いませんが、最近では食品サンプルのようなプラスチック製の物がセットで販売されている事もあるので、ご家庭の事情によって選択するとよいでしょう。スケジュールはこの後、13日が「迎え盆」となり、14日と15日が「中盆日」、16日が「送り盆」という流れで進行します。
帰省する際の注意点
自分が「新盆」の法要に招かれている場合は「御仏前」として5,000円から10,000円を用意するのが一般的な常識となっています。さらに新盆で僧侶を招く場合には、10,000円から30,000円程度を僧侶にお渡しする事になります。新盆以外では5,000円から10,000円が相場です。お金はデリケートな問題ですが、心を表す有効な手段となるため、帰省する際には、これらの準備が出来ているかを確認しておきましょう。