「叱らない子育て」を履き違える親たち

  • 2017/07/24
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叱らない親が増えている!?

叱らない親が増えている!?
「叱らない子育て」という言葉を聞いたことはありませんか。
実際に街中などで叱らない子育てを目の当たりにし、モヤッとしたことがあるオヤジもいることでしょう。

我々オヤジ達が子供だった頃はというと、近所には怖い「カミナリオヤジ」がいたので他人に叱られることが珍しくなく、教師や親にゲンコツを食らわされたことがあるというエピソードもよく耳にします。
体罰や虐待は子供の心を傷つけ、時には命をも脅かす行為でもあるので許されるべきではありませんが「全く叱らない子育てって何だろう?」と疑問に思う人もいるはずです。

見ず知らずの幼い子供が電車の中で走り回っていたとしましょう。
「他人の子だから」と傍観する人が大半かと思いますが、いつまで経ってもその子供の親が一言も注意しない場合、怒りのような感情が沸いてくる人もいるかと思います。
いくら叱っても言うことを聞かないケースもありますが、「うちは叱らない方針なの」「子供がやっていることなんだから多めに見てよ」という姿勢は周囲の反感を買う恐れがあるのです。

 

なぜ「叱らない子育て」を選ぶのか

なぜ「叱らない子育て」を選ぶのか
あえて子供を叱らない理由は、大きくわけて4パターンあると考えられます。

①子供が叱るようなことをしない
非常に聞き分けの良い子供で、叱るようなことをしない場合です。

②「叱るという行為が悪影響を及ぼすのでは?」と不安になるケース
叱ることで心を傷つけてしまうのではと感じ、何も言えない親もいます。

③叱ることがストレスだから
叱るという行為は膨大なエネルギーを消費するため、見て見ぬふりをすることも。

④叱らない自分に酔いしれている
「自分は叱ったりしない、いつもニコニコしている素敵なママ(パパ)」と、自己陶酔しているケースもあります。

 

「叱らない子育て」の本当の意味

「叱らない子育て」の本当の意味
子育てに正解はないからこそ、親たちは子育てに悩み、「叱らない子育て」や「褒めて育てる育児」などの指南書が売れ続けているわけですが、真面目な親ほど完璧を追い求めてしまい、一度でも叱ると「やってしまった…」と自己嫌悪に陥ることも。

一方、叱らない理由は何であれ、「叱らない」という言葉ばかりが先行して、放任になっているケースも多々見受けられます。
「叱らない」というのは、ガミガミと必要以上に怒ったり、感情に任せて手をあげることがダメなのであって、「しつけをしないで自由にさせる」という意味ではありません。

とは言え、感情的になるのが絶対に悪いことであるとも言い切れません。
子供を大切に思っているからこそ、感情が昂ることだってあるのです。
そして、感情を込めないと伝わらないことがあるのも事実。
育児書には「感情的に叱ってはいけない」と書かれていたとしても、自分のために一生懸命に叱っている親の姿を見てハッと気が付くこともあります。
育児書の大半に「感情的になってはいけない」と書いてあるのは、感情的な言動はエスカレートすると虐待に発展しかねないからです。
「感情的に叱る」のと「感情を込めて叱る」とでは大きく意味が変わってきます。
褒める時も叱る時も感情が籠っているからこそ、子供の心にしっかり届くのではないでしょうか。

話が脱線しましたが「叱らない子育て」は「しつけを放棄せよ」という意味ではありません。
そして、最も大切なのは愛情であり、他人が決めたマニュアルではないということです。
他人の意見に振り回されず、我が子に合った最良の子育てを追求してはいかがでしょうか。

 

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