独り言の効果と効果的な注意の仕方
- 2016/09/14
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クセとは異なる独り言
この世の中には、黙々と仕事を進められるタイプの人とブツブツと独り言をこぼしながら仕事を進めるタイプの人がいます。黙々タイプの人は独り言タイプの人によって害を被りやすい傾向ありますが、黙々タイプの人も気が付けば独り言タイプになっていた、ということも珍しくはありません。
独り言タイプにも精神的な病を起因としている人とそれ以外の人がいます。もちろん、今の時代は誰でも精神的な病にかかる危険性がありますから、そのような意味でもいつ独り言タイプになってもおかしくはありません。ただ、独り言は自分の気持ちを落ち着けるためにも出るため、ミスをしてしまった後や一気に仕事量が増えたときにも出やすくなります。
独り言を発する効果
「声出し確認」という言葉は多くの人が聞いたことがあるかと思います。危険を伴う作業をしている職種では、指さしや声出し確認を義務付けているところもありますが、例えば、メールを送るシーンにおいても一度メールの文章を指で追いながらチェックしたり、過ちがないことを声に出して確認したりするとミスを最小限に防げるものです。
もちろん、多くの人が心の中で確認はしても声には出していないと思います。これをわざわざ声に出す人がいれば、周囲の人は間違いなく戸惑うでしょう。でも、もし独り言の多くが確認作業に伴う独り言であれば、それは、その人の経験則として声に出した方がミスを防げることを感じているのか、もしくは声に出すことで焦る自分を落ち着けて、冷静な目で確認をするということを無意識のうちに実施しているのかもしれません。
度を越えた内容の独り言
声出し確認の独り言は、長い目でみればミスが減ることに貢献しているかと思いますが、独り言を発する本人のストレス解消でしかない独り言は、職場内の雰囲気を悪くしているかもしれません。
最近の10代、20代の若者は、イライラしたときにすぐに「ふざけるなよ」とか残忍な言葉を吐き捨てることがあります。このような言葉は若者向けの漫画やアニメにもよく出てくるものなので、吐き捨てている側はなんら違和感なく使っているかもしれませんが、周囲は不快でしかありません。このような言葉を発している部下や後輩がいれば、それはすぐにでもはっきりと指摘して改めさせるべきです。
独り言の注意の仕方
もし、部下から独り言の多い人をどうにかしてほしいと相談があったら、どのように対処しますか? もちろん、なにも迷うことなく注意するのもアリかとおもいます。ただし、独り言を禁止したり叱責することで、情緒が乱れ、仕事が遅くなったりミスを連発してしまう人もいます。
何もいわずして解決をするためには、職場内で独り言の多い人をある一角に集めてしまうことです。独り言を発する人は自分の独り言には気が付きにくい傾向にありますが、他人の独り言は当然気が付きます。そこで、他人の行動から本人の行動を正す効果が期待できるようになります。
また、「○○さんって、割に独り言が少ないタイプなんですね」と声を掛けるのも効果があります。この声掛けによって独り言が周囲に漏れていることや独り言に対して本人に意識してもらうことができるので、最終的に独り言を減らす方向に導くことができます。