日本は何故か凄い戦車を持っている!その性能と必要性
- 2017/09/20
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島国日本で戦車
日本の自衛隊にはブルーインパルスのイメージもある航空機隊や海上保安向けの船舶はそこそこ充実しているようには思えます。
四方を海に囲まれていますので、船舶や航空機の戦力を充実させるのは誰もが納得も出来ますが、ここではあえて戦車に注目してみます。
実は日本には世界に誇るべき戦車を持っているのです。
その実力と必要性についてちょっと知識があると防衛論ももっと熱く語れるかもしれません。
10式戦車とは
10式戦車は2012年に配備された戦車で1台10億円近いとされています。
・機動性能
その主な特徴はいかにも日本人的な軽量さと高速走行にあります。
従来、そのサイズと重量により不可であった一般道の通行を極力可能にさせる事により有事の際の機動性を高めています。
トンネルや橋も普通車両のように通過させようと言うコンセプトがあったのです。
重量は戦車としては異例の軽量を実現した48トンで時速70キロを超える速度を出せるとされています。
バックも旋回も瞬時に切り返すアジリティの高さに加えて、西欧の戦車並みに120ミリの砲弾を発射出来ます。
スポーツカーのドリフトターンのような真似も出来るようです。
この辺りは動画もありますので、探して見ていただければ数10トンの車体がまるで乗用車並みに動くのに驚かされるでしょう。
・防御性能
装甲面は焼き入れ鋼とセラミックの混合複合材を使用しており、歩兵が持ち運ぶ対戦車用ロケット兵器に対する防御力は非常に高くなっています。
・攻撃性能
主砲は44口径120ミリ砲で独自の徹甲弾を使う事により破壊力をより高めています。
高性能戦車の存在価値
日本に戦車が導入されたのは戦後になってからの事になります。
それは朝鮮戦争において陸地戦におけるその存在の大きさを感じたアメリカ軍の手によってアメリカ製の戦車が提供されたのが始まりなのです。
それから日本の地形にあった国産戦車の開発に手がけ61式、74式、90式と性能も進化させてきたのです。
・国内で戦車が使えるのか
日本の平地はとても貧弱で小さな山が点在しています。
とても映画のように大砲を打ちながら大地を走れるイメージは湧きづらいものです。
それでも日本と似たような地形で行われた朝鮮戦争において戦車の実績はあるのです。
ただそもそもその前に海上で上陸を防ぐ事に集中した方が良さそうではあります。
日本が最初に想定したのは北海道に上陸した旧ソ連軍へ対処兵器でした。
ここで戦車によって侵攻を遅らせれば、アメリカ軍が支援に来ると言う前提だったのです。
今では北海道のような広大な土地でなくても使用出来るような戦車が出来たと言う訳です。
戦車の存在意義を高めるためにも新型戦車は必要だったとも言えるのです。
・陸上自衛隊のシンボル
もしも戦車を否定するであればそれは陸上自衛隊の存在を否定するようなものとも言えます。
あらゆる陸上戦においていかに歩兵が活躍しても戦車と共闘作戦を展開する事で戦況は優位になるのです。