またしてもデザインの勝利か?!新商品「ごはんが炊ける弁当箱」

  • 2017/10/25
  • グルメ
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  • アントニオ犬助
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マホービンを持ち歩くという近年の風潮

マホービンを持ち歩くという近年の風潮

今年の夏は、これでもかとばかりにウィルキンソンの炭酸水を飲みまくった犬助でしたが、そろそろ温かい飲み物が恋しくなってきました。

昔は温かい飲み物といえば缶コーヒーというのがお決まりでしたが、近年はマホービン。
家にある飲み物を、マホービンに入れて持参するもの。ともすれば少々貧乏臭くなりがちなこの行為が、一般的になってずいぶんたちますが、そのきっかけはスターバックスの日本上陸であったことに異論を唱える人はいないはずです。

「家からマホービンを持参して、コーヒーを入れてもらう」
この行為を、カッコ悪いものではないとしてしまったスターバックスはすごい!! そして海外由来のものなら、何でもカッコイイと受け入れてしまうサスガ日本人!!
……こんな風に考えることができるでしょう。

 

サーモスの勝利はデザインの勝利!!

サーモスの勝利はデザインの勝利

加えて、スターバックスのマグを手がけている、老舗マホービンメーカーのサーモスは偉い!!

サーモスの「サーモマグ」や「ケータイマグ」のシンプルでスタイリッシュなデザインなしで、これほどマホービンが一般的になることはなかったと思うのです。

少し前まで保温性が高いステンレス製のマホービンといえば、タイガー「サハラ」などのやたらとゴツくて大容量という、アウトドアテイストにあふれたものばかりでした。
そこに、日常的に使えるものとして、サーモスのサーモマグやケータイマグが滑り込んできた。

「サーモスの勝利は、デザインの勝利だわな」、などと考えていたのです。

 

意外に歴史が長い、サーモスという会社

ですからこのサーモスという会社、サーモマグやケータイマグと同時に誕生したかのように思っている人も多いと思うのですが、じつは非常に歴史がある会社。

そもそもサーモスが、ステンレス製の真空断熱魔法瓶を世界で一番最初に発明した会社。その誕生は1978年、当時マホービンといえばガラス製の物が多かったところに、割れないマホービンとして大々的にサーモスが攻勢をかけた!! というと、何ともカッコイイのですが、当時は残念ながら鳴かず飛ばず。

価格が高い、シェアトップのタイガーの牙城が崩せない。サーモスは散々苦労したといいます。
そしてステンレス製のマホービンの製造にタイガーや象印が乗り出すと、サーモスは全く勝てない。一時は事業を他社に売り渡すという話まで出ていたというのです。

そんなサーモスが息を吹き返し、現在はシェアトップまでにのし上がったのですが、そのキッカケとなったのがサーモマグやケータイマグのヒットだったのです。

これらの商品を開発するのに特別な技術革新があったわけではありません。
単にシンプルなデザインで、新しいマホービンの用途を提案しただけというのですから、デザインの重要性に気付かされるというものです。

 

ランチタイムに炊きたてのご飯はいかが?

ランチタイムに炊きたてのご飯はいかが

などと思いながら、売り場を見ていましたら、サーモスの新商品が陳列されていました。
その名は「ごはんが炊ける弁当箱」。
ルックスは高さも奥行きも10cm程度、大きめなランチジャーといった風。
しかし単なるランチジャーではなく、家を出る際に中に生のコメと沸騰した水を入れておくと、昼飯時にはご飯が炊き上がるというものなのです。

おお、画期的!!などと思ったのですが……考えてみればこれ自体も、特に新しい技術を使っているわけでも何でもない。
高い保温力でコメを炊くことができる様になった、というだけのこと。これも、ケータイマグと同様に、デザインによる生まれた商品の一つと考えることができるのです。

この「ごはんが炊ける弁当箱」、アマゾンのレビューによると星は4.2。
非常に高い評価を集めているこの商品、日本だけでなく温かいご飯需要が高い中国でも大ヒットする予感・近々売り切れ続出の予感がしているのです。
今のうちにいかがでしょうか?

この記事の作者

アントニオ犬助
アントニオ犬助
みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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