夏のカジュアルでNGなのはどんな格好?

  • 2019/07/12
  • ファッション
  • 460view
  • ファッションマジシャン◆ yutaka
タグ

結構前にオーダーしていたレザージャケットが出来たということで、取りに行ってきました。やっと完成!しかし今はもう梅雨!それが明けたら夏!すぐに着る機会ナシ!という季節になってしまいました。とは言っても、今週の関東はなんだか寒さも感じるほど。レザージャケット着ても良いかも!?とさえ思わせる気候でした。梅雨もなかなか明けそうにないし、変な感じです。こういうのは四季の移ろいを敏感に感じ取る日本人ならではの違和感なんでしょうかね?

とはいえ、夏は近づいています。夏休みだってもうそろそろ。そんな夏を目前にして、やはり今のうちに夏のファッションを大人視点でチェックしておきたいものです。夏の装いは簡単に着られる分、着る前に考える事ってあんまりしないんですよね。で、自分の姿が不評だと後々気付いてから質問をしてくる、というパターンが比較的多いんです。

どうせ聞いていただけるなら、ぜひ着る前に聞いて欲しい。という事で、今週は大人の夏の装いでのNGってどんなものがあるのか?NGポイントと簡単に出来る対策をお届けしましょう。

 

 

サイズの考え方

サイズの考え方

・大きすぎるのはNG

何故か着る服みんなゆるい服ばかり、なんて人がたまにいます。まさか、成長期に「直ぐに大きくなるんだから、これくらい大きいの着ておけばいいのよ」なんてお母さんに言われた時のまま、今でも大きいサイズを選んでいる、なんて事はないですよね?!大きいサイズの服は、だらしなく、しまりがなく見えてしまいがちです。キリッとした大人らしさを表現したいのにダボダボの服を着いたとしたら、それは失敗にしかならないのです。

 

・小さすぎるのもNG

ピチピチの服は、上半身の服だろうが、ズボンだろうが、大人っぽさは表現出来ません。小さい服は大人の余裕を表現出来ないですし、むしろ子供っぽく見えがちなのです。いくらお腹が出てきて中年らしい体型になったとしても、小さすぎる服を着ていたら、とっつぁん坊や感が出てしまうのです。例えばそんな容姿のまま、夜のバーで1人黄昏ようとしても、滑稽にしか見えない可能性大なのです。

 

・バランスを取ろう

大きすぎても小さすぎてもダメなら、ジャストサイズでバッチリだろ!と締めくくりたいのですが、そう簡単にいかない場合もあります。我々オヤジは、体型が意図しない方へ変化しやすいものですからね。裸の状態で理想の体型から程遠い場合、その体型にジャストのサイズの服を着たら、理想ではないシルエットの自分が裸の時の残念感のまま、そこにいるだけなわけです。

ファッションはそういう時に、なるべくでも良い体型に見せる工夫が出来るもの。それは最大限活用したいものですよね。

そのためのポイントは「手足を長く見せる」「上半身と下半身にメリハリをつける」という2つ。ここに気を付けると、バランス良い体型に近づいて見えやすくなります。特に足は長く見せたいですよね。そういう時は、足先に向かって細くなっているズボンを選びましょう。足首が細く見えるだけで、足全体が細く、長く見えやすくなりますから。そんな視覚効果も知っておくと良いですね。

 

 

色の組み合わせ

色の組み合わせ

・開放感に判断を任せない

開放感に任せて、やたら派手な色や柄を着たくなる時って、夏にありませんか?私はあります。なんなら毎年アロハシャツを買い足しちゃうくらいです。こういうの、安易にやっちゃダメですからね。渋く、落ち着いてきた大人の男性にとっての明るい色は、バランスを考えないとチグハグになってしまいます。いっそ、もっと枯れてオヤジというよりジジイと言われる年齢になってしまえば、明るい色も合わせやすくなったりします。でも若々しさもまだ感じさせる事ができる年齢なら、落ち着いてきた感じを出す方が大人に寄せた着こなしになるので子供っぽくなりません。それに、顔の作りやその人の持つ雰囲気の問題にはなるものの、変に夏っぽい柄のアロハなどを着ると、結構ワルな雰囲気の大人っぽくなってしまう場合もあります。私がそうなのですが、和柄のアロハなんて着てしまうと、大人の落ち着きとか貫禄が、ワルを連想させる様な凄みに見えたりして、近寄りがたくなってしまいます。

 

・色を沢山使わない

色を沢山使うほど、まとまり良く組み合わせる難易度が上がります。失敗すると、見た目そのまんまですがうるさい人に見えてしまいます。バランス良く見せやすいのは3色ですが、それもちょっとしたテクニックが必要。夏ですし、気軽に着こなしを楽しみたいなら2色くらいに全身の色数を抑えてみると、それだけでもグッと大人っぽさが出てきます。

 

・白を効果的に使おう

爽やかさとかフレッシュさというのが、素では出しにくくなるのが我々オヤジ世代の悩みどころ。でもこれは結構簡単にファッションでクリアできます。白い服を使うのです。特に、顔に近い部分に使うと全身のバランスから見ても、大人らしさと爽やかさ、フレッシュさが演出しやすくなります。朝の服選びで姿見を見ながら「なんだか今日の着こなしはイマイチだな」と思ったら、顔に近い上半身の服に白を選んで見てください。Tシャツの上にシャツを羽織る様な格好なら、インナーのTシャツを白にすることをオススメします。グッと良く見える様になりますよ。

 

・上下のバランスも考える

夏って、白のスニーカーが流行りがち。これって下に位置するものを上よりも明るくすることで、軽やかな印象を出そうとしているんです。つまり、開放感あふれる夏にぴったりの着こなしになるだろうという、全身コーディネートを見据えての提案なのです。そういった意図通りに全身のバランスを考えて着こなせるのなら問題はありません。でもこの「下にあるものを明るくする」という色の組み合わせ方は、失敗をすると「軽薄な」「チャラい」という印象を相手に与えてしまいます。深みのある大人の色気なんて何処へやら。着こなしに自身がないのなら、せめて靴はズボンや上半身の服よりも暗めの色を選ぶ方が、バランスが取りやすくなると覚えておきましょう。

 

 

手入れを怠らない

手入れを怠らない

・毎日のチェックを怠らない

夏の服って、ラフに使うし気軽に着ますよね。1日が終わればポイっと洗濯機へ突っ込んで……次に着る時、どうしていますか?シワとか、汚れやほつれをチェックしていますか?ラフに着たくなるし、ワイルドな雰囲気を楽しみたくなる季節ですよね。しかし最低限のメンテナンスは必要です。何度も書きますが、我々オヤジはもうフレッシュさも爽やかさも、過去に置いてきてしまっているのです。着こなしや身だしなみといったテクニックで補わない限り、どこからも湧いて出てきてはくれないのです。布帛(織物)の生地ならアイロンが必要ですし、Tシャツなどのニット地であればほつれが無いかチェックをしましょう。夏だと汚れも付きやすいもの。汚れが落ちないままの服を着続けるなんて、不潔にしか見えないのです。

 

・洗濯もいい加減にしない

洗濯で汚れを落としたのは良いものの、それを干す時に服が勿体ない状態にしてしまう男性は少なくありません。ハンガーで干すなら、ハンガーの跡が付かない様な注意が必要です。ハンガー跡は肩に出やすいもの。服と合わない(特に大き過ぎる)サイズのハンガーは、ハンガーの肩先が服に跡となってついてしまいます。これって服を来た時も残って、ピンと小さなツノが生えた様になってしまう場合もあるので気を付けましょう。また、湿度の高い季節で乾きにくいからといって、乾燥機を使うのにも注意が必要です。特にTシャツなどのニット地は、かなり縮んでしまう場合があります。大事な服ほど基本は乾燥機を使わず、陰干しをしたいものです。

 

・古い経年変化も見た目次第

レザーなどでは、経年変化も素材の味の重要な要素として愛されています。ジーンズも、新品の時から使い込まれた感じを出すダメージ加工は一般的ですよね。とはいっても、ただただ長く使って古ぼけ、薄汚れた様なものは、冷静に見ると「汚いだけ」なんて事もあります。こうなるとダメージは服だけでなく、悪評となって自分にも来てしまいます。我々大人は基本として「清潔感」を忘れない着こなしを意識したいものです。

 

 

見た目の文字量としては多い様に見えるかもしれませんが、基本的なポイントばかりなので難しい事は書いていません。ぜひこれらのNGを回避しつつ、大人の洒脱な着こなしを楽しみましょう。私も、今年既に買い足してしまったアロハシャツを、持てる限りのファッションテクニックを駆使して、大人っぽく着こなしたいと思います。

この記事の作者

ファッションマジシャン◆ yutaka
ファッションマジシャン◆ yutaka
ファッションの専門学校〜アパレル業界での経験を活かし オシャレに自信がない男性から 豊かな人生を自在に楽しむスマートミドルへ大変身するための マジックの様なファッション=ファッションマジックをお届けします。
up ファッションマジシャン◆ yutaka
ファッションマジシャン◆ yutaka

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ