大人がシャツをカジュアルで ”思い切り楽しむ時” に気を付けたい事
- 2019/03/22
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花粉が生物の枠を越えて手当たり次第に受粉活動をする季節。単にお前ら側で過剰反応しているだけだろと草木たちに言われたらそれまでの、この季節。私は一般の方々とは1テンポ遅れて出てくる花粉に過剰反応する体質なので、温かい日が増えてくるのに合わせて辛くなります。
服で出来る花粉対策としては、花粉の付きにくい素材を選ぶとか、家に入る前には服を払ってから入るとかありますが、もう症状が出てしまうとそこへの効果は残念ながらあんまり気にならなくなってしまったり。とにかく、梅雨までは耐えていきたい所存です。こんな風に体調管理にアタフタする季節ですが、ファッションの業界ではもう既に春物が出揃ってきています。お洒落に気を遣いたい人ほど、早い段階から春物を買い始めています。何でも手当たり次第に大量生産する時代ではないですから、中にはもう既に売り切れてしまう人気の服なんてのもあるのが、まだ肌寒さを感じる日が多いこの季節の特徴とも言えます。
ですから、春に新調したいものがあるなら今から探しておく事をオススメします。
特に我々大人の男性がいまから着られる服として活躍するのが「シャツ」です。今回はTシャツなどのカットソーではなく、襟付きのシャツのことですよ。このシャツ、いまならジャケットなどのインナーとして着られますし、もう少し温かくなってきたら上にベストや薄手のニットを着て楽しめます。暑くなってきたら1枚で着られますよね。いまの時期から長く着られるのがシャツ、ということです。
シャツはお手軽で効果的
歳を重ねていくと、プライベートな服は何でも良かったり、安くて楽なファストファッションで充分なんて男性は多いもの。特にオンタイムでスーツを着る人だと、スーツにお金を使うのでカジュアルは本当にお金をかけなかったり。
そういう男性はお金をかけている仕事一筋に見えますし、プライベートは適当なんだろうなという印象を与えます。
どこにお金をかけて気を付けているかって、ちょっと見れば何となくでも分かりますよね。そういうバランスを自覚出来ている人はまだ良いのですが、中にはプライベートに全く注力していないのに「プライベートで全然モテないし何事も冴えない。なんでだろう」なんて愚痴をこぼす人がいます。周囲からしたら当たり前の状況が透けて見えているのですから、これでは残念な男でしかありません。
プライベートでも充実した人間関係を築きたいのなら、やはりリアルなコミュニケーションの入り口となる「装い」には気を遣いたいもの。
そんな時にまず取り入れやすいのが「シャツ」です。実際のところ、見た目の変化としてはズボンや靴などを変える方が効果は高いのですが、その高い効果を出すにはちょっとしたテクニックや知識が必要。それよりはもう少しだけ簡単に、カジュアルなのにちょっとした「ちゃんと感」もありつつ、手軽に変化を出せるのがシャツなのです。
素材やサイズはどうする?
大人の男として、素材はちょっと良いものを選びたいものです。最近ではファストファッション全盛期の頃と比べると、良い素材を使ったシャツもそれなりの人気を得て、上質な服を扱うお店ではすぐに売り切れる場合もあります。高額である必要はありません。でも値段に左右され過ぎて素材も確かめずに「安い方を買っておこう」なんて事になるよりは、納得できる良い素材のものを選ぶ事をオススメします。これからの時期にはリネンなど麻素材が旬ですね。あとは定番のコットンも種類が色々あるので、ぜひ店頭などで物色してみて欲しいと思います。
サイズとして気を付けたいのは袖と裾の長さ。長過ぎると野暮ったくなりますし、短いと子供っぽく見えがちな上に窮屈で動きにくいものです(このサイズ感は大事なポイントなのでいつも書いています)。
ただ最近は、身幅と合わせて袖や丈も大きめ、長めサイズのものが多く提案されている傾向に。こういった流行モノは、店頭で実際に試着してみる事を強くオススメします。いくら「大きめが流行」といっても、大きめという中にも適切なサイズというものがあるものですからね。
どうやって着こなす?
着こなしは、カジュアルですからあまり細かい事は気にせずに楽しみたいものです。上質な素材のシャツだからといって恐る恐る動いていたら格好悪いだけですからね。むしろ多少アクティブに動いてもビクともしないくらいの丈夫な素材を選ぶのもアリ。そういえば私も今シーズンはニットシャツを買ったのですが、そのニットに使われている糸は丈夫で、ガンガン着られるものでした。せっかく、これからアクティブになれる開放感溢れる季節になっていくのですから、細かい事は気にせずに過ごせる服を選んでみて欲しいと思います。
その中で、より雰囲気良く着こなすのならぜひ、春や夏にどんな風に着たいか?というイメージをしてみると良いですよ。例えば私なら、夏といえば海というイメージ。海辺の砂浜を散歩しつつ、夕暮れ時の海風を受けてゆったりとしたサイズのシャツがなびくなんて、気持ち良さそうだし雰囲気もあって良いなと思います。こういうイメージに合ったシャツは、私は毎シーズン探しているのですけど。
とまあこんな風に、自分がシャツを着るならどんな時に、どんな風に着るのが理想か?なんてイメージを膨らませつつ、新しいシャツを探したり着こなしを考えると良いですよ。変に色んなところからテクニックの知識をかき集めてきて、まとまりのない格好になるよりも、着るシーンまで含めたイメージをした中で選ぶ服の方が、ずっとまとまりもあるし雰囲気も出るものです。なにより、イメージが出来ていればその雰囲気を壊す様なアイテムは選ばなくなります。つまり、目的の装いに対して間違った選択をしにくくなるものなのです。
ぜひ、そんな風に考えつつ、お気に入りのシャツを見つけて、これからの季節を思い切り楽しんで欲しいと思います。