目の前に迫った平昌五輪と北朝鮮問題
- 2017/11/20
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そんな雰囲気ではない?平昌五輪
2018年2月になれば、大韓民国で平昌オリンピックが開催されます。開会式は9日です。なんと!知らないうちに?残り3ヶ月を切っていました。なにしろ、朝鮮半島情勢と言えば、北朝鮮の核・ミサイル問題ばかりが話題となっていますから、平昌オリンピックのことなんて、忘れているオヤジも少なくないでしょう。
ようやく聞こえてきた平昌オリンピックの話題と言えば、入場チケットが3割しか売れていないだの、観客の一斉移動で揺れるメインスタジアムだのと、相変わらず大丈夫か?と不安にさせてくれるものばかりです。しかも、大会関係の地図に日本列島がないだけでなく、朝鮮半島が巨大化していたなどという、馬鹿馬鹿しいにも程がある話もあります。これでは、日本人の関心が薄れるのも仕方ありません。
とはいえ、やはりオリンピックは格別です。フィギュアスケートも良いですが、高梨沙羅ちゃんのスキージャンプでは、ここへ来て晩成型かと思わせてくれる伊藤有希選手の急成長もあって、ジャパン2枚看板が楽しみです。また、LS北見のカーリングも見逃せません。
なんとか、いろいろな意味で無事に日程を消化してもらいたい平昌オリンピックですが、取り巻く環境を考えると、そんな雰囲気ではないのかもしれません。
年末から年明けが危険?
一部のウオッチャーからは、アメリカのトランプ大統領は年末から年明けにかけて軍事行動に出るとの観測が上がっています。また、北朝鮮サイドもこのまま何もしないで終わる可能性は低いと見る向きもあり、非常事態が目前に迫っているかのような状況にあります。
もし、武力衝突でも起きれば、たとえ大規模なものではなかったとしても、平昌オリンピックが吹っ飛ぶことは十分にあり得ることです。地理的に釜山などの南であればまだしも、北部に位置する平昌では、オリンピック不参加国が急増することが考えられますし、IOCも朝鮮戦争が終わっていない国で、戦闘状態にある中での開催を断念するはずです。
中止となれば、折角準備してきた選手が気の毒ではあるものの、強行して選手に被害が出るよりはマシだといえます。それ以前に、戦闘の被害者がいるわけですが。ただ、平昌オリンピックの期間だけ避ければよいというもの困りもの。米朝の英知に期待したいところです。
しかし、米朝衝突がなかったとしても、本当にちゃんとできるのか平昌オリンピック!との疑問は残ります。これまで、ソチやリオデジャネイロでもなんだかんだいわれながらも無事に終わった経験はあります。しかし、今度ばかりは問題が多すぎるでしょう。そもそも、雪は降るのか?宿泊施設の問題は解決したのか?
さらに、問題のスタジアムは露天構造で、横からも上からも寒風が襲ってきます。そんなところで観ていたら、凍死の危険性を考えて誰も行かないのではともいわれています。このような調子ですが、軍事衝突とは関係なく、行かない方が選手のため、観客のためなどということにならないことを祈ります。もし、観戦に行くというオヤジがいたら、サバイバル準備を怠りなく!