これからはインドの時代って本当?インド経済の伸びしろに注目
- 2018/11/10
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インドの時代が来る!?
世界的に注目されている国の1つがインドです。オヤジの中には、「これからはインド経済が熱い!」「21世紀はインドの時代になるだろう」などという言葉を聞く機会もあるのではないでしょか。
そこで知っておきたいのが、インド経済の実情やなぜインドが注目されているのかです。そこで今回は、インド経済やインドが注目される理由について紹介していきます。
インドの経済状況とは?
インド経済は、著しい成長を遂げています。1991年に経済自由化路線に転換したインドは、規制緩和や外資積極活用などの経済改革政策を行い、高い成長を遂げてきました。
実際に、2017年の経済成長率は6.68%となっています。2018年は7%を超える見込みとなっており、今後もインド経済の成長は続くと予想されています。
インドが注目されている理由!
<国内が巨大市場>
インド経済が注目されている理由の1つが、インド国内の巨大市場が挙げられます。インドの人口は、すでに12億人を超えており、世界第2位の人口を誇っています。しかも、まだまだ人口は増え続けるとみられており、近い将来に中国を抜いて世界第1位の人口になると予想されているのです。
当然ですが、人口が多ければ内部需要が高くなります。国内の巨大市場は、インド経済にとって大きなプラスです。今後さらに人口が増えていけば、さらに市場は大きくなっていくのであり、世界がインド経済に注目するのも納得です。
<外資誘致の環境整備>
インドが世界的に注目している理由は、外資誘致の環境を整えようとしているからです。2014年には「メーク・イン・インディア」をスタートし、雇用創出と輸出を促進するために製造業に力を入れ始めています。
外資規制緩和をすることで、海外の企業がインドでの製造を行いやすい環境を作ったのです。実は、日本の自動車産業も多くの工場がインドにあります。インドは、メーク・イン・インディアを進めることで、モノづくりの拠点を目指し、世界的にも注目される存在となっているのです。
<IT大国>
インドが注目される理由は、IT大国であることも挙げられます。インドでは、「デジタル・インディア」という政策で、デジタル化を推進しています。国を挙げてITサービス強化を目指しているのです。
ちなみに、インドがIT大国になれた理由は大きく分けて2つあります。それは、「時差」と「言語」です。ITの最先端と言えば、アメリカのシリコンバレーです。シリコンバレーとインドは、約12時間の時差があります。
そのため、シリコンバレーでの開発を夜にインドへ送り、インドで開発を続けることができます。つまり、シリコンバレーにとってインドは、都合の良い時差であり、IT大国へつつながっていったのです。
また、インドは英語を共通言語として使用していることも、IT大国となった理由となります。英語ができるインドだからこそ、IT化を進めることができたのです。
日本もインドは大事なパートナーと認識!
実は、日本はインドのことを重要なパートナーと認識しています。実際に、10月29日には、安倍首相がインドのモディ首相と日印首脳会談を行っています。会談では、経済・軍事連携の強化で合意したとのことです。
インドの市場は日本にとって狙い目であり、とても重要な国となっています。また、アジア圏では中国の存在感が増している中、日本とインドが関係強化をすることにより、中国への牽制をすることができるため、やはり重要なパートナーとなっているのです。
デキるオヤジはインドに注目すべし!
インドの時代は、本当に来る可能性はあります。人口も、2030年代には中国を抜いて世界第1位になると言われています。インド国内の巨大市場は、今後もインドの成長の手助けをしてくれるはずです。
それだけに、デキるオヤジはインドに注目するべきです。とくに、海外投資などを考えているオヤジは、ぜひインドに注目してみてください。