国会議員のポンコツな発言がとまらない
- 2017/12/05
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今回も「そういうつもりじゃない」
このところ、国会議員のポンコツな発言が続いています。そもそもの母数となる議席が多いことからか、自民党の議員にポンコツな発言をする人が目立ちますね。
古くは、「この程度の国民にはこの程度の政治」とか、「無党派層には寝ててくれればいい」「こんな公約なんて守らなくてよい」などと総理大臣級から閣僚級までの大物による仰天発言がありました。また、女性は子供を産む機械発言も記憶に新しいところでしょうか。
ところが、最近は大物ほど言動に気をつかっているようです。まあ、当然といえば当然のことです。それに引き換え、2年生議員からベテラン議員まで、大臣級ではない人たちの失言が相次ぎました。
と、思っていたら、大臣級のトンデモ発言が発覚です。
まずは、山本前地方創生大臣です。北九州市で行われた自民党の三原議員によるセミナーで、三原氏を評し、何であんな黒いのが好きなのかなどと発言したものです。これは三原議員がアフリカに力を入れていることに絡んだもので、フツウの感覚では到底口に出せない文言でしょう。
差別的な意図はない、誤解を招くようなら撤回するとしていますが、意識せずにこんな発言をすることもコワイ話です。発言のもたらす影響を予測できない人間が議員をやり大臣をやっていたわけで、差別意図がなければよいというものでもありません。
揺れる相撲界に妙な突っ込み
続いて、自民党の竹本直一議員です。なんと、力士を侮辱するかのような発言が飛び出しました。「体がでかいから普通のこと、別のことはあまりできない」というような発言をしたもので、相撲しかできない人との印象を受けるものです。相撲がなくなってしまえば路頭に迷う、ともしており、あまりにも力士を馬鹿にした話です。
好意的に見れば、相撲に人生をかけてきたから他のことに明るくない。協会がなくなれば仕事探しに苦労するかもしれないという心配の声と聞けなくもありません。実際、この人は「大相撲の発展を求める議員連盟」の会長だそうで、会合の席上での発言でした。
しかし、オヤジが家で発言する分には問題ないものの、公の場では表現の仕方というものがあります。選挙民を納得させる言葉で勝ち上がってきたはずの議員たちが、なぜ不適切な発言を繰り出すのか?緩みがあるのか?
少なくとも、末は博士か大臣かとまでいわれた時代もあったのが、大臣であり国会議員です。おかしな発言でなくても予期せぬ波紋を呼んでしまうことがあることは、国会議員であれば十分に承知していることでしょう。にもかかわらず、問題になるに決まっている発言をする。
これ、国会議員の発言を誰も聞かない世の中を狙っているのか?とさえ考えてしまいます。「どうせ国会議員がいったんでしょ?関係ないね」という風な。そうなれば、やりたい放題できるぞ!などということは、まさか意図していないでしょう。
議員様、頼みますので、あんまりポンコツな発言をして国民をシラケさせるのはやめてください。と願うしかないのでしょうか。