地味だが重要度高し!前腕屈筋群を鍛える方法とは!
- 2017/09/26
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ほとんど無視され続ける筋肉…
重要な部位でありながら不思議と多くのトレーニーから無視され続けている筋肉があります。それが「前腕屈筋群」。つまり手首から肘にかけての筋肉ですね。
筋力トレーニングでは多くの場合ダンベルやバーベル、マシン類のハンドルを手で持つことになります。上腕を鍛える時も、肩を鍛える時も、背中を鍛える時も、ほとんどの種目で「何かを握る」という動作が発生します。
何かを握ろうとする際、必ず力が加わるのがこの前腕屈筋群です。この前腕屈筋群が著しく弱かったり柔軟性が低かったりすると、他の部位のトレーニングにも悪い影響が及ぶことは想像に難くないと思います。
というわけで今回は、敢えて!前腕屈筋群のトレーニングにスポットを当てて解説していきましょう。前腕屈筋群のトレーニングは決して無駄ではありません。せめて週に1度くらいは本気で取り組む価値があるんです。
秋冬でもアピールできる数少ない筋肉
前腕屈筋群は筋トレにおける機能面以外にも貴重な役割を果たしてくれます。それは「見た目の力強さ」です。前腕屈筋群はビジネスシーンにおいて最も露出する機会の多い筋肉。長袖のシャツを着ていても、オフィス内では腕まくりをする事はよくあると思いますが、この時にバキッと筋が入って血管の浮き出た太い前腕が顕になっていれば、女性社員の目をひくのは当たり前の事と言えるでしょう。
他の部位の筋肉に比べてさり気なくアピールできますし、秋や冬でも他人に見せることができる前腕屈筋群。むしろ鍛えなきゃ損!と言えますよね。
基本はリストカール!
前腕屈筋群のトレーニングは基本的に地味です。なんたって可動範囲が狭いですからね。
やるべき事は主に三種類のリストカールです。手のひらを上に向けた状態で膝の上に乗せ、その上にバーベルを乗せ握ります。そのまま手首を内側にぐいっと巻き込むように曲げる「バーベル・リストカール」が最もポピュラーな種目となります。
二つ目はバーベルリストカールを全く逆さまにした「リバースグリップ・バーベル・リストカール」です。手のひらを下に向けた状態でバーベルを握り、手首を反らすように動かします。
最後の種目は「バーベル・リストカール・ビハインドバック」。こちらは立った姿勢で行います。直立し、体の後ろにバーベルを持ちます。そしてお尻の両サイドあたりでクイクイと手首を曲げ、バーベルをカールするのです。通常のバーベル・リストカールに比べて可動範囲が広がるため、より効果的に刺激することができます。
腱鞘炎には最大限の注意を!
軽めの重量しか扱わない前腕屈筋群のトレーニングですが、だからといって気を抜いていると手首を傷めてしまいます。特に腱鞘炎には要注意で、クセになってしまうと後々他の部位のトレーニングも悪影響を与えてしまいます。
筆者の場合も一時、親指付け根の腱が少し伸びてしまい、それが事あるごとに神経に干渉して激痛が走るという経験をしたことがあります。幸い数ヶ月で完治したのですが当時はベンチプレスやショルダープレスなど、プレス系の種目で高重量を扱うのが難しい日が多く非常にストレスがたまりました。手首は本当にデリケートな部位ですから皆さんも気をつけてくださいね。