プロテインの基本をおさらいしよう

筋トレをしている人だけでなく、ダイエットや美容のために活用している人も多いプロテイン。最近ではむしろ飲んでいない人の方が時代遅れと言っても過言ではないくらい、一般的な食品として普及しています。

プロテインとは英訳すると「タンパク質」です。特殊なサプリでも医薬品でもなく単純にタンパク質。3大栄養素の中でも最も重要であり、我々日本人の食生活に不足している栄養成分です。

プロテインは水や牛乳に溶かして飲みますが、忘れてはいけないのは「シェイカー」です。実は、プロテインを飲むのを中断してしまった人の中には「上手くプロテインを溶かせなかったから」という人が多いのです。

プロテインはシェイカーに水を入れ、そこにプロテインの粉末を入れてしっかりと蓋を締めてから細かく振ることで飲める状態になります。これを知らない人はコップに水とプロテインを入れてスプーンで混ぜて飲もうとしてしまうのです。これでは絶対に混ざりませんしかなりマズイ液体となってしまいます。知っている人にとっては常識的なことなんですけどね。

 

プロテインは筋トレ後に飲めばOK？

プロテインを飲む。つまりタンパク質を補給するための一番のタイミングとしてはやっぱり筋トレ直後ですね。筋肉が疲労し、ダメージを負っていますから迅速な栄養補給が必要ですし、筋トレのすぐ後は筋肉が発達しやすいタイミングでもあります。筋トレが終わったらなるべく素早くプロテインを飲むべきでしょう。

しかし、プロテインを飲むのに適したタイミングは筋トレ直後だけではないのです。また、そもそも筋トレをしていない日にもプロテインは飲むべきなのです。この点についてもう少し細かく具体的に解説していきましょう。

 

プロテインを飲むべき本当のタイミング

筋トレ直後以外にプロテインを飲むべきタイミングとしては一番適しているのは起床直後です。睡眠中は栄養が補給できませんから血中のアミノ酸濃度はかなり低い状態にあり、これを補うために筋肉の分解が進んでいます。これを止めるために素早い栄養補給が必要となるのです。

これと同じ理由で就寝直前にプロテインを飲むのも効果的です。胃腸に問題がないのであれば寝る前に一杯、プロテインを飲んでから眠りにつきましょう。

また、食間にこまめにプロテインを飲むのも推奨されます。特に筋トレ後24時間は筋合成のスイッチがオンになっています。この間は特にタンパク質をたくさん体に送ってあげる必要があるのです。

もちろん食事で十分なタンパク質量を確保できている人であれば必ずしもプロテインを飲む必要はありません。ただ現実的には相当食事内容に気を使っている人でない限り、体重×2倍のグラム数のタンパク質は摂取できていないのではないでしょうか。

 

最新のプロテイン事情とは？

それでは最後にプロテインに関する最新のマーケット情報についても少し触れておきましょう。

日本は世界的に見るとまだまだフィットネス・筋トレ後進国です。アメリカはもちろん欧州各国や韓国に対しても随分と遅れをとってる状況と言えるでしょう。逆に言えばこれはまだまだ市場拡大の余地が大きいとも言えるわけですけどね。

市場が小さいとどうしてもそこに流れる商品というのは割高になります。大きな広告宣伝費をかけて少量の物をさばくわけですからこれは当然です。

実際に海外のプロテインの実売価格をチェックしてみると、1kgあたり2000円程度。物によっては1kgあたり1600円程で売られているプロテインも見かけます。これは日本国産の有名プロテインの半額以下。しかも成分もバッチリ高品質かつ検査済ですから、日本製品には勝ち目がないと言えます。

最近急増中の筋トレ好きな若い世代は海外のプロテインを個人輸入してガンガン飲んでいるようですね。年配者はまだまだ日本の国産神話を信じ切っている人が多いようですが一日も早く日本のフィットネス人口が増えることを願ってやみません。