間違い多し!有酸素運動ダイエットの落とし穴
- 2016/09/29
- ボディメイク
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走って走って走りまくってるのに痩せない!
ダイエットといえばジョギング!ランニング!川沿いの遊歩道を走っている人や、トレーニングジムの窓際に並べてあるトレッドミルで毎日のように走りまくってる人、かなり見かけますよね。やはりダイエットといえば走ること、そういう固定観念が身に付いている人はかなり多いようです。
ところが一生懸命走っているにも関わらず、なかなか脂肪が減らないという人がとても多いんです。一体なぜなんでしょうか。今回はダイエットのために有酸素運動をしている人が陥ってしまいがちな、4つの間違いについて解説していきたいと思います。
間違い1.筋トレより有酸素運動を優先している
筋力アップにしろ、ダイエット目的にしろ運動の順番は常に筋トレ⇒有酸素運動です。筋トレは重いウェイトを扱えば扱うほど消費カロリーは増えますし筋肉に対する刺激も大きくなります。筋肉量が増えれば基礎代謝は上がりますしプロポーションも良くなります。有酸素運動では筋肉を追い込むことはできません。ですから、筋トレによってしっかりと筋肉を疲労させた後で、その日のトレーニングの「締め」として有酸素運動を行うのが正しい順番なのです。先に有酸素運動を行い中途半端に疲れてしまうと、その後に筋トレをしようと思ってもパフォーマンスが落ちてしまいますからね。
間違い2.ジョギングだけで有酸素運動をしている
ジョギングで使われるのは脚の筋肉だけです。つまりジョギングをしている最中というのは脚部以外の筋肉はほとんど何も使われていません。たしかに脚の筋肉は体の中でも大きな部位ではありますが、脚部だけを疲労させるよりも全身を疲労させた方が効率が良いのは誰でも分かることです。
有酸素運動はジョギングだけでなく、自転車や水泳、サーキットトレーニングなどいろいろなバリエーションを取り入れてみましょう。トータルとしてのトレーニングボリュームこそ重要なのです。
間違い3.マラソン力の強化を重視し過ぎている
走ることに取り憑かれてしまうと、たしかに脚の筋持久力や心肺機能は向上します。しかし、その事とダイエットが進む事とは全く別の話なんです。
有酸素運動を強化すればするほど人間の体は脂肪が燃焼しにくくなります。つまり「痩せにくい体になる」という意味です。現在でこそ我々の住む世の中は食べ物に満ち溢れていますが、かつて私達の祖先は皆、飢餓との戦いを繰り広げていました。生きることとは「脂肪をいかに効率よく溜め込むか」だったのです。
脂肪がどんどん減るということは人間のDNA的には「生命の危機」なのです。ですから脂肪を直接燃焼させようとする有酸素運動に対しては人間の体は「脂肪をより燃焼しにくい体」へと変化させていきます。それが生きながらえるためには正解だったからです。
マラソン力を強化しようとすればするほど脂肪は減りにくい体質になってしまいます。マラソン選手が毎回の練習ごとにどんどん体重が落ちてしまっては体が持ちませんからね。それと同じことです。
間違い4.走った後のビールが美味い
気持ちは痛いほどわかりますが、絶対やっちゃダメなのがラン後のビールです。汗をたっぷりかき、シャワーを浴びてすっきりした所で一気にビールを呷る。最高ですよね。ついでにサウナまで入った後ならこの世の天国とも言える瞬間だと思います。
しかし!せっかく苦労して体脂肪を分解・燃焼したにも関わらずカロリーや糖質量の高いビールを飲んでしまっては努力のほとんどが無駄になってしまいます。喉の渇きの原因は体内の水分量の低下ですが、ビールを飲めば水分だけでなく脂肪の素となるカロリーも大量に体に入ってしまうのです。
運動後の一杯はせめてカロリーの無いダイエット用飲料にしておきましょう。炭酸飲料であれば爽快感はしっかりと得られます。この我慢、頑張りこそがあなたの将来の体を作るのです!