結婚にメリットを見出せない人が増えている理由
- 2017/06/26
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生涯未婚率が上昇中!
2015年の国勢調査で明らかになった生涯未婚率は、男性23%、女性14%。
2010年に比べて男性は3.23ポイント、女性は3.45ポイント増えており、結婚離れの加速が顕著となりました。
ちなみに、生涯未婚率とは、50歳まで結婚を一度もしたことがない人の割合です。
結婚離れが進んでいる理由は、社会的な背景もあり様々。
インターネット掲示板やSNSでは「結婚にメリットを感じない」といった内容の書き込みが多く見受けられるようになりましたが、結婚にメリットを感じない具体的な理由とは何なのでしょうか。
お金の問題
非正規雇用者が増え、収入の格差が問題になっている中、収入に自信がなくて結婚に踏み切れない人がいます。
2015年分の民間給与実態統計調査結果によると、年間の平均給与は420万円。
男性は521万円、女性は276万円で、それぞれ約1%増加していますが、日本は先進国の中でも相対的貧困率が高い国です。
古いデータになりますが、厚生労働省の国民生活基礎調査を見てみると、2009年度の相対的貧困率は16%。
年収125万円の貧困ラインを下回る人が6人に1人の割合でいることになります。
また、結婚したくない理由に「ATMになりたくない」という言葉をよく見かけるようになりました。
この言葉だけを見ると、充分な経済力がないのか、自分に投資したいからなのか、養いたくないのか、お金への執着心が強いのか、良いように利用されたくないのか等、様々な理由が思い浮かびます。
“結婚に縛られずに自由に生きたい”“損得勘定でしか結婚を考えられない”という人が増えているのかもしれません。
これに対し、「ATMっていう考えがそもそもおかしい。尽くしたいと思える人と結婚するのでは?」と反論する声もあり、男性の間でも色んな意見が飛び交っているのが現状です。
理想の女性が見つからない
結婚相手への理想が高いのは、女性に限った話ではありません。
年収、仕事、人柄、容姿、価値観など、理想を挙げ始めるとキリがありませんが「条件を満たさない人となら結婚しない方がマシ」と、結婚に対してドライな人が多いと考えられます。
そもそも女性が苦手
女性と接する機会が少ないまま中年になり、恋愛や結婚に対して奥手になっている人もいるようです。
そういった所謂『草食系男子』は、恋愛にありがちな喧嘩、やきもち、すれ違いといった些細なトラブルに弱く、ちょっとしたことで別れを決断してしまいます。
まだまだ遊びたい
色んな女性と遊びたい、自分に投資したい、誰にも縛られたくないからと、特定の恋人を作らずに結婚をしない人もいます。
結婚するのが当たり前だった昭和の日本と現在の日本とでは、時代背景が大きく異なります。
結婚したくない理由を見てみると、結婚したいと思える人と出会ったことがない人、そういった恋愛をしたことがない人、金銭や収入に悩みを抱えている人が多いように感じました。
損得勘定を否定するわけではありませんが、幸せな結婚とは何なのかを考えずにいられません。