野球の審判をアンパイアと呼ぶ理由は?

  • 2018/12/20
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審判

「アンパイア」の理由は?

スポーツの試合において進行を進めたり、ルールに則った判定を行う審判。
公正な試合を行うためにも、欠かせない存在です。
ところでこの審判、サッカーやボクシングなどの競技ではレフェリー(Referee)と呼ばれていますが野球においてはアンパイア(Umpire)という呼称が用いられています。
一体なぜサッカーはレフェリーなのに、野球はアンパイアなのか。
気になっている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、その理由をご説明したいと思います。

 

審判が所定の位置から動かなければ「アンパイア」

サッカーと野球。
共に日本でも人気の高いこの両者には、審判の動きに大きな違いがあります。
サッカーの場合は審判が選手と共に走ってボールを追い回しているのに対し、野球の場合は基本的には所定の位置から大きく動くことはありません。
審判の呼称は、そうした競技中の動きによって使い分けられています。
サッカーのように、フィールドで選手を追ってグラウンドを走り回るのがレフェリー。
そして野球のように、所定の位置で判定を行うのがアンパイアというわけです。
またアンパイアはフランス語で裁定者・対等でない人・第三者を指す、「umpire」が語源となっています。
審判の呼称がレフェリーとなっている競技、またアンパイアとなっている競技には下記のものがあります。

審判の呼称が「レフェリー(レフリー)」の競技

・サッカー
・ボクシング
・バスケットボール
・ビリヤード
・アイスホッケー
・ラグビー
・レスリング

審判の呼称が「アンパイア」の協議

・野球
・テニス
・バドミントン
・クリケット
・卓球
・バレーボール

このような区分を見ると、審判の動きによって呼称が分かれていることがより明確に理解できるのではないでしょうか。

またアメリカンフットボールでは例外的に、レフェリーとアンパイアの両方が存在しています。
この場合、主審としての権限を持っているのはレフェリーとなります。

 

求められる能力の違いは?

レフェリーとアンパイア。
呼称が違えど責任感や忍耐力、集中力が求められることはどちらも共通をしています。
もちろん、その競技に対する造詣の深さも最低限として持っていなくはなりません。
さらにどちらかに肩入れをせず公正な判断ができる人物であることも、必須条件として挙げられるでしょう。
またレフェリーとアンパイアで求められる能力にあえて違いを挙げるとするなれば、フィールドを走り回るレフェリーは運動能力がより必要なことが挙げられます。
現役の選手には若い選手も多く、その動きに付いていくのが楽ではないことは確か。
そのためベテランにとっては、レフェリーの方が疲れを感じやすいのかもしれません。

 

「アンパイア」「レフェリー(レフリー)」以外の呼称も

審判の呼称はアンパイアとレフェリーだけとは限りません。
それ以外の呼称も存在しています。
その中でも日本人にとって特に馴染み深いのは、相撲における「行司」ではないでしょうか。
戦国時代のころに勝負の判定を行う「行事」という役割があることが史科により確認をされており、これが今日の行司に繋がっていると言われています。

 

未来の審判の形とは!

レフェリーとアンパイア。
両者には、このような違いあります。
呼称が変わっても試合を司る責任者であり、公正な判定を下す重要なポジションであることには変わりありません。
ただ近年はより公正を期すためにビデオ判定が用いられるスポーツも増えており、審判の有り方も少しずつ変わっていく可能性があります。
審判自体がいなくなるというのはあまり現実的ではありませんが、機械のウェイトが大きくなっていくことは十分に予想されます。
未来の野球のアンパイア、サッカーのレフェリーは果たしてどのような形になっているのでしょうか?

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