オリンピックの重量挙げは1種目しかない?

  • 2018/08/14
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スナッチとクリーンアンドジャーク

オリンピックでおなじみの競技にウエイトリフティングがあります。日本人選手では、2012年のロンドン大会で銀メダル、2016年のリオデジャネイロ大会では銅メダルと、2大会連続でメダルを獲得した女子の三宅宏実選手が有名ですね。地元開催となる2020年の東京オリンピックでは、金メダルラッシュを期待したいところです。

さて、このウエイトリフティング=重量挙げには、スナッチとクリーンアンドジャークという2つの種目があります。それぞれ別々の種目として行われると思っているオヤジもいるようですが、実際はそうではありません。

スナッチとクリーンアンドジャーク
同じくオリンピック競技になっているレスリングの場合、フリースタイルとグレコローマンスタイルという2つの種目が別々に行われています。それと混同している部分もあるでしょう。

しかし、重量挙げはスナッチとクリーンアンドジャークという2種目を一緒にして1種目として実施されます。

流れとしては、まずスナッチの試技を行います。3回の試技のすべてに失敗してしまうと、その時点で失格となるため、後半に予定されているクリーンアンドジャークに進めないという仕組みです。スナッチは苦手だけどクリーンアンドジャークは得意だ!という選手には悲しい競技だといえるかもしれません。

もっとも、スナッチだけが得意な選手にも、後半戦での失速が待っているため、有利なわけではないのです。2種目でやってくれたらなぁ。と思っている選手がいるかどうかは定かではないですが…。

では、重量挙げは男女とも1競技1種目なのかといえば、そういうことでもありません。呼び方の問題ですが、男女各7種目、計14種目もあるのが重量挙げとなっています。

男女各7種目、計14種目もあるのが重量挙げ

 

階級が種目になっている

実は、体重別に戦うための階級が種目になっているのです。2020東京オリンピックでは、女子の7階級が決定しています。男子はおいおい決定される予定です。
女子の7階級は以下のとおり。
48kg級
53kg級
58kg級
63kg級
69kg級
75kg級
75kg超級

それぞれが1つの種目とカウントされます。柔道なども同じですね。この場合、当たり前ですが1人の選手が複数の種目=階級に出場することはできません。体重は”ひとつ”ですからね。

水泳などが、1人で何種目にもエントリーできることを考えると、メダルのチャンスは極めて限られているといえるかもしれません。スナッチとクリーンアンドジャークが別種目として独立していれば、見ている方も2倍楽しめる可能性があります。とはいえ、いまの形式になっているのは、それがいちばんよいからなのでしょう…。

ここで、スナッチとクリーンアンドジャークについて確認しておきます。

・スナッチ
バーベルをプラットフォーム(床)から一気に引き上げて頭上に掲げる種目で、しっかりと立つことができれば成功です。しっかりと立つとは、審判が静止を確認するまで動かないことを意味します。

・クリーンアンドジャーク
単にジャークとも呼ばれる種目。バーベルを鎖骨まで引き上げたあと、呼吸を整えてから第二段階として頭上に掲げます。鎖骨までのパートをクリーンと呼び、次の動きがジャークと呼ばれます。この一連の動作がクリーンアンドジャークです。バーベルを掲げた状態で静止できれば成功となります。

階級が種目になっている
静止は何秒必要か?という話も聞かれますが、秒数ではなく、左右の足の間と胴とバーベルが平行になったことを確認した審判がOKを出すまで静止することになっています。したがって、オリンピックで実施される実際の競技をテレビで見ている限りでは、何秒もかかることはありません。早いときは1秒もかかっていないと思われますし、長くても1秒ちょっとかなという程度です。

しかし、バーベルを持ち上げることはできても、静止することがなかなか難しいようで、バーベルを掲げたままヨロヨロと動く選手が少なくありません。ハラハラドキドキする瞬間といえます。

2020東京オリンピックでは、まずは重量挙げに注目してください!

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