昔のプロ野球は今よりたくさん球団があったの知ってますか?
- 2018/08/06
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昔のプロ野球は何球団?
現在はセリーグ・パリーグ共に6球団、計12球団活動しているプロ野球。
各球団それぞれ助っ人外国人を含む65~70人程度の支配下選手、また球団によっては支配下の枠には属さない育成選手を抱えています。
すっかりこの球団数・規模で落ち着いたプロ野球ですが、過去には今よりも球団数が多かった時代があります。
最多は1950年の15球団!
「東京巨人」「大阪タイガース」「名古屋」「阪急」「大東京」「名古屋金鯱」「東京セネタース」。
これら7球団による1リーグ制から始まったプロ野球。
そんなプロ野球が大きく変わったのが、1949年オフのプロ野球再編問題です。
同年、球団数の拡大を巡って既存球団が対立。
そして参入を希望する企業も続出し、1リーグだったプロ野球はこの時セリーグとパリーグに分かれることになります。
経緯が経緯だけに、当時の両リーグの仲は険悪。
そしてそんな2リーグ制初年度となる1950年こそが、長いプロ野球の歴史も最も球団数が多い年になります。
1リーグ最終年となった1949年が8チームだったのに対し、1950年はおよそ2倍となる15チームに急増。
セリーグは「松竹ロビンス」「中日ドラゴンズ」「読売ジャイアンツ」「大阪タイガース」「大洋ホエールズ」「西日本パイレーツ」「国鉄スワローズ」「広島カープ」の8チーム。
そしてパ・リーグは「毎日オリオンズ」「南海ホークス」「大映スターズ」「阪急ブレーブス」「西鉄クリッパース」「東急フライヤーズ」「近鉄パールス」の7チームでリーグ戦がスタート。
それぞれのリーグを松竹ロビンスと毎日オリオンズが制し、そして日本シリーズでは毎日オリオンズが松竹ロビンスを下しています。
しかし1951年開幕前には、セリーグの西日本パイレーツがパリーグの西鉄クリッパースと合併。
その後は15球団以上になることはなく、1958年には各リーグ6球団ずつ計12球団という形になります。
そこから今日まで、プロ野球はこの球団数のバランスを維持し続けています。
メジャーリーグの球団数は?
日本には12球団あるプロ野球チーム。
ではベースボールの本場アメリカのメジャーリーグはどうなっているのかというと、アメリカンリーグ16球団・ナショナル・リーグ14球団の計30球団が活動をしています。
またこれまでの最大球団数も30となっており、1998年からは現在の体制を維持しています。
もちろん、今後その最大球団数を更新する可能性も0ではないでしょう。
16球団構想
60年という歳月、12球団という数を維持し続けているプロ野球。
しかし近年、自民党が16球団構想を掲げ議論を呼んでいます。
狙いは、球団増による地域活性化。
日本には北信越や四国などNPBチームの無いエリアも存在しており、そうした所に球団が出来ればプロ野球界がさらに盛り上がる可能性は大いにあります。
ただプロ野球の球団が黒字経営をするのは容易なことではなく、また4球団も増やしてこれまでのレベルを維持出来るのかという懸念も存在しています。
仮に実現することになれば、政府による何らかのサポートも必要となるでしょう。
どうなる?10年後、20年後のプロ野球
12球団という数を長らく維持しているプロ野球。
しかし自民党の構想、またZOZOタウンが参入の希望を表明したこともあり、これから球団増の気運が少しずつ盛り上がっていく可能性もあります。
果たして10年後、20年後の球団数はどうなっているのか。
現状維持なのか、それとも新たな球団が参戦しているのか、増えるとすればどこを本拠地としているのか・・・。
その方向性が明らかになる日は、もしかしたら近いのかもしれません。