浜辺のスポーツはバレーだけじゃない!話題のビーチテニスとは?
- 2018/07/22
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オヤジが知らないビーチテニス
ビーチで戦う球技といえば、ビーチバレーがメジャーな存在です。6人制バレーの有名選手がビーチバレーに転向して活躍するなどの話題もあり、日本のオヤジにも知られているスポーツだといえるでしょう。
では、ビーチテニスを知っているかと問われれば、知らないという反応になるのではないでしょうか。ただ、ネーミングからビーチバレーのテニス版のような競技だろうという想像はできますね。
はい!そのとおり。バレーがテニスに変わったと考えても間違いではありません。
そして、ビーチバレーがそうであるように、いや、それ以上に、ビーチテニスは本家のテニスとはかなり異なる内容となっています。
まず、ビーチテニスは、コートに弾んだボールを打つ競技ではありません。本家のテニスはワンバンドで打ち返すか、ボレーやダイレクトスマッシュのようにノーバウンドで打ち返します。車椅子テニスだとツーバウンドまで認められています。
さらに、テーブルテニス(卓球ですが)もワンバウンドで打ち返します。
ところが、ビーチテニスは地面にボールが落ちたら上がってきません。なぜなら、そこはビーチだからです。ノーバウンドで打ち返す必要がある競技でビーチが戦場といえば、まさにビーチバレーと一緒じゃないですか!
とはいえ、使用する道具が違います。ビーチバレーは、本家バレーボールと同様に、大きなボールを手で打ちます。ビーチテニスも、本家と同じく小さなボールをラケットで打ちます。ただし、ラケットはビーチテニス専用のものです。
また、コートはビーチバレーと同じ規格になっており、ネットの高さは170センチという異常な高さになっています。ネットの下をくぐれてしまうというのは、テニスというよりバレーですね。テニスプレーヤーなら、ネットの上をヒョイと跳び越したいものです。でも、この高さでは無理でしょう。
ビーチテニスのゲーム内容
4ポイント先取の6ゲーム制で3セットマッチという点は、本家のテニスを踏襲したものといえます。そのポイントですが、ビーチバレーと同様に、自陣にボールを落とせば失点し、敵陣に落とせば得点です。もちろん、触ったボールがコート外に落ちてしまえば、相手方に得点が入ります。
さらに、これまたテニスというよりバレーに準拠? と思えるのが、サービスがファーストとセカンドの二本立てではなくファーストだけで、しかもネットインありというもの。ワンモアサービスではありません!
ところで、どうしてネットが170センチもの高さになっているのだろうと思いますよね?
実際のプレーを見てみると納得できますが、ビーチで普通のテニスのネットと同じ高さにした場合。打球が速すぎてゲームにならないことが想像されます。足元が不安定なビーチですからね。本当の理由はどうであれ、これはネットを高くしないと成立しないスポーツだといえるでしょう。
あれやこれやとビーチバレーに似ている部分の多いビーチテニスですが、ビーチバレーよりも取り組みやすいと思えるスポーツです。ラケットもボールも子どもでも扱いやすい専用のものが用意されています。ちなみに、ラケットは「パドル」と呼ばれており、柄が短くガット不要です。
自分の手で打たなければならないビーチバレーに比べて、扱いやすいパドルで打てるビーチテニスの方が、一般人には楽しみやすい感じがします。ビーチバレーフリークの人には申し訳ありません!
さて、このビーチテニスですが、徐々に全国で知名度を上げているようです。各地に実施できるビーチや施設も増えており、数多くの大会も開催されています。7月28日29日には、国際テニス連盟公認の横浜国際ビーチテニスツアー大会が開かれます。賞金2500ドルだそうです。近所のオヤジは見に行くとよいでしょう。