「ご当地ゆるすぽ」とイギリス発祥のゆる?すぽに共通するのはサッカー
- 2018/07/02
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真珠サッカー
世界ゆるスポーツ協会によるゆるスポーツ振興が進む中、全国的なゆるスポーツとは違い、その土地ならではの名物などから誕生したゆるスポーツがあります。それが、ご当地ゆるすぽ。
その中から、スポーツとしての汗と、参加者を選ばない楽しさを兼ね備えた競技をひとつご紹介します。愛媛県のご当地ゆるすぽ「真珠サッカー」です。
真珠サッカーは、真珠とサッカー、それにポートボールを合体させたゆるスポーツとされています。ポートボールとは、日本の学校教育で取り入れられている正真正銘のスポーツで、ゴールにいる味方選手にボールをキャッチさせれば得点になるという、バスケットボールに似た競技です。
真珠サッカーでは、サッカー同様に手を使ってはいけません。特産品の真珠に見立てた大きなバランスボールをゴールで待つ味方選手にシュート!この先はポートボールと同じで、見事にキャッチされれば得点です。ゴールの得点は1点ですが、出したボールがバウンドしないでダイレクトキャッチとなった場合はスリーポイントとなります。
メンバーは両チーム各5人。試合を裁く審判は、真珠サッカーだけに「鑑定士」と呼ばれています。
ゲームエリアとしてバスケットボールコートを使用するため、長距離を走る必要はありません。試合時間も5分ハーフとなっており、ほどよく汗をかくことができそうです。
真珠サッカーは、ご当地ゆるすぽのお手本のようなスポーツといえます。全国各地のオヤジたちも、自分の町の特色を活かしたゆるスポーツを考案してみてはいかがでしょうか。ちょっとひとつアレンジを加えるだけで、本家とは違った風味を出せるのがゆるスポーツの魅力だといえます。
おはじきサッカー
続いては「おはじきサッカー」のご紹介です。こちら、イメージとしてはゆるスポーツの範疇にも見えますが、世界ゆるスポーツ協会との関係はなさそうです。それというのも、このおはじきサッカー、日本発祥のスポーツではないのです。
イギリス生まれの伝統あるスポーツで、ヨーロッパを中心に長く親しまれているということで、日本では日本おはじきサッカー協会が統括しています。いわゆるご当地スポーツではないものの、ヨーロッパのご当地スポーツを日本でも楽しめるといった感じでしょうか。
オヤジ世代でも年齢層の高いグループには、エポック社の野球盤を筆頭に、フィールドスポーツのゲームに夢中になった記憶があるかもしれませんが、おはじきサッカーのイメージもアレと似ています。
つまり、ボールを蹴る代わりに、サッカー選手の人形(フィギュア)付きのおはじきを弾くことで、ボールを動かしてゴールを目指します。ゲームは15分ハーフですが、チームは自分だけなので、真剣勝負で疲れるかもしれません。
厳密な意味ではスポーツではなくゲームともとれる競技ですが、四半世紀の歴史を誇るワールドカップの存在もあり、ただのゲームとはいえません。日本ではおはじきサッカーという名称ですが、英語ではテーブルサッカー。そして、独自の名称として「サブティオ」という呼び方があります。
間に合わせの道具でもできないことはない競技が多いといえる(個人の感想です)ゆるスポーツに比べると、おはじきサッカーの場合は、専用の道具でなければやりにくい感じがします。
2017年には日本でアジアカップが開催されるなど、ドンドン浸透しているところです。いまなら競技人口もそこまで多くないので、オヤジが進出できるチャンスかもしれません。本家サッカーで男子がワールドカップに優勝するのと、おはじきサッカー日本代表がワールドカップを勝つのとでは、どちらが早いかにも興味がわきます。がんばれニッポン!