パチンコ店の広告って意味不明なのが多いのには理由がある!
- 2018/07/30
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パチンコ店の広告
パチンコ店の広告を一度は見たことがあると思います。チラシやCMなど、パチンコ店は様々な広告を出しています。しかし、パチンコ店の広告を見ていると「意味不明」に感じることも多いのではないでしょうか。
実は、パチンコ店の広告が意味不明なのには理由があったのです。そこで今回は、パチンコ店の広告が意味不明な理由について深掘りしていきたいと思います。
パチンコ店の広告が意味不明の理由とは?
パチンコ店の広告が意味不明の理由は、広告規制によるものです。広告規制では、「射幸心をあおる」表現をすることは禁止されています。これは、パチンコ店に限らず、競馬や競艇などギャンブル系の広告に言えることです。
射幸心とは「幸福を得たい」という感情のことであり、ギャンブルと密接な関係があります。ギャンブルによって射幸心をあおることで、勤労によって財産を得ようとする健全な経済的風俗を害してしまう可能性があるからです。そのため、パチンコ店を含むギャンブル系の広告には規制があり、意味不明な広告が多くなっているのです。
なぜ「広告規制」=「意味不明な広告」になる?
次に疑問になるのが、なぜ広告規制をすると意味不明な広告になるのかだと思います。先ほど説明したように、広告規制によって射幸心をあおることはできません。射幸心をあおらないという条件を満たそうとすれば、宣伝としての効果が期待できなくなってしまいます。
そこでパチンコ店側は、広告の方向性を「インパクト」を与える方向へと転換したのです。インパクトを与えることができれば、見た人に印象を残すことができます。射幸心をあおれない以上は、印象を残して宣伝効果を高めるように舵を切ったのです。その結果、現在のような意味不明な広告が増えたのです。
パチンコ店の広告規制で何が規制に?
パチンコ店の広告規制によって、具体的にどんなことが規制されているのか一部紹介していきます。まず、『甘釘』『モーニングサービス』などの「入賞しやすいパチンコ台があるような表示」はNGです。また、『○○つの誓い』『○○の日』など「大当たりを象徴する数字を使用した表示」「サービス強化を連想させる表示」も規制対象となっています。
他にも「特定の日や特定の機種や芸能人の来店告知などの表示」や「出玉記録や賞品買取所の買取価格の表示」もNGです。このように、様々なことが広告規制によって制限されているのです。パチンコ店の広告が印象を与えるため、意味不明な広告を制作するのも納得できます。
パチンコ店以外のギャンブルは?
パチンコ店以外のギャンブルでも意味不明な広告が多いです。それがよくわかるのが、JRAもしくは競艇のCMです。どちらも、射幸心をあおるようなCMにはなっていません。その代わり、旬な芸能人を起用するなどし、印象に残るようなCMとなっています。
また、意味不明というよりも、イメージ向上の広告を制作するケースも多いです。これは、ギャンブルに悪印象を持っている人が多いためです。少しでも好印象を与えるように、あえてクリーンなイメージを持ってもらえるような広告を制作する傾向があります。
パチンコ店の広告が意味不明なのは仕方ない!
パチンコ店のCMやチラシなどの広告が意味不明なのは致し方ありません。なぜなら、パチンコ店の広告には規制があるからです。「射幸心をあおってはいけない」という規制がある以上、パチンコ店は別の方法で宣伝効果を高める必要があります。
そこで、インパクトを与えて印象に残るような広告を制作するようになったのです。宣伝効果を高めるためには致し方ない選択だったのです。パチンコを趣味にしている・していないに関わらず、意味不明な広告を純粋に楽しんでみてください。