お金と子育て論!貯金習慣を学ばせるためには?
- 2019/02/03
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日本ではお金の話はタブー視される
知人や友人はもちろん家族ともお金に関する話題はあまりポジティブな内容とはならないケースが多いように感じられます。これは日本独特の文化であり空気感と言えるでしょう。
ですが、欧米をはじめとした海外では子供の頃から親子で積極的にお金に関する話題をとりあげ前向きな姿勢で教育していくのです。
お金を稼ぐことの意味やお金の管理の仕方を知ることで社会構造に対する理解がより早く深くなることは間違いありません。これは子供の「生きる力」を養う上でとても大切な点ではないでしょうか。
今回は、何かと避けられがちな「お金に関する教育」について簡単に解説していきたいと思います。
年齢によってお金との付き合い方を考える
特に幼い子どもにとっては、年齢によってその教育内容を変化させることが大切です。
就学前の子供に対しては、とにかく貯金する習慣を身に着けさせ、「お金を貯めるとほしい物が買える」という点を集中して理解させましょう。子供の好きな貯金箱を買い与えるなどすればお金を貯め続けてくれるでしょう。また、貯金箱にお金を入れる時に少しオーバーに褒めてあげると貯金に対するポジティブなイメージをより強くもたせることができます。
小学生低学年になったらより具体的に、毎週あるいは毎月、決まった金額を貯金させるようにします。この時、毎月決まったお小遣い(少額)をあげるようにします。
次に小学校低学年以降では貯金箱ではなく、銀行の口座にお金を貯めるようにします。これによって金融機関という存在を体験を通して教えるのです。もちろん銀行に預けたお金がその後どのように活用されているのかも一緒に教育します。
その他、手伝いの内容によって小遣いを渡し、「お金を稼ぐ」という感覚も覚えさせましょう。
最後に高校生以上になったら社会に出て短時間のアルバイトを経験させましょう。また、進学や引っ越しといった自分自身の重要イベントに備えた資金計画も親子で一緒に作りましょう。自分で稼いで自分で生きるという力を一気に伸ばすべき時期です。
衝動買いを防ぐには?
さて、子供だけでなく大人である我々にとっても気をつけなくてはならないのが「衝動買いの誘惑」です。高額なものであっても少額なものであっても衝動買いの結果、後悔した経験のある人はとても多いのではないでしょうか。
衝動買いを防ぐためにはお店で手に取り(ネットならカートに入れた後)、レジに向かうまでの間に以下の点についてよく自問自答するよう心がけるのが効果的です。
①今、買わなくてはならない物なのか
②代替となる物は自宅にはないのか
③買うことで生活や人生がどれくらい変わるのか
ストレス発散的な意味での衝動買いは最悪の行為です。貴方が衝動買いする姿を子供には絶対に見せてはいけませんし、お金を使うという行為は常に計画的で戦略的なものでなくてはならないと、子どもたちには教育すべきなのです。
もっと親子でお金の話をしよう!
前述した通り、日本ではお金の話をするのはビジネスの場以外ではタブー視されています。ですが、生きる上で絶対に「お金」という存在は必要不可欠であることは間違いありません。
とても重要なお金に関する知識を自分の子供に与えないというのは、一種の虐待と表現しても良いのではないでしょうか。
筆者にも子供はいますが、お金を特別視せず稼ぎ型や使い方、管理の仕方については積極的に教育する方針をとっています。
日本では多くの大人もまだまだお金に関する知識が乏しく、無駄にネガティブなイメージが蔓延っているように感じます(筆者も含めて、です)。
子供に対してお金の教育を施すにあたっては、まず我々大人自身も積極的にお金に関して正しい知識や認識をもたなくてはなりませんね。