日本の男は家事ができないのはなぜか
- 2017/12/16
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日本人男性の家事参加率は 世界最低となっており水準の低さが目につきます。共働きでも7割程度の、夫は一切家事育児をしないというデータが上がっています。対してアメリカは育児参加は1日3時間程度も存在しています。
この差の原因はなんなのでしょうか。
1.夫、旦那ではなく大きな子どもの感覚が強い日本人男性
日本では既婚者の役半数が、セックスレスになってしまい パートナーを異性として見にくい現状があるようです。ひとつに母親がそのように男性を育ててしまっているのではないか、という指摘も上がっています。妻を母のように見ていて、少し家事を手伝っただけで「お母さんに褒めてもらえる」という感覚の男性が多いのです。対してフランスは結婚後も妻のことを女性として見ている男性が多く、夫婦二人で過ごす時間も日本より長いとされています。フランスの女性が美しいのは、夫婦の関係も影響しているのかもしれませんね。
2.家庭より職場に居心地のよさを感じる夫
家庭より職場の方が居心地がよい既婚男性は結構多いのです。そうなれば仕事が終わっても何かと理由をつけて職場に居残り続け、家に早く帰らない状況が発生します。帰宅しなければ家事も育児も担当しなくてよいわけで、妻に任せっきりの現状が生まれる引き金となっているのです。
3.日本には「男は仕事、女は家庭」という文化がある
あまりにも当たり前のように聞こえますが、この文言は海外では通用するものではないのです。海外では男性も家事育児をするのが当たり前なので日本で「イクメン」などという言葉があること自体、不思議な感覚になるようですよ。育児休暇が存在していても、昔からの文化でなじんだ人たちが会社を動かしているとなると「本当にイクメン文化は浸透していくのか?」疑問ですよね。男性の育児休暇取得がまだまだ浸透していないのは、そこに原因があるのでないでしょうか。
4.家事育児のスキルがない
男性の家事育児参加がここまで騒がれているので、やる気のない夫ばかりではないようです。ただやる気はあっても家事や育児の根本的なスキルが低い男性が多いため「教えるのも面倒だし自分がやるわ」と背負ってしまう妻が多かったり、やる気があっても家のことには役立たないというレッテルを張られてしまうケースも多いようです。一人暮らしの経験があればまだしも、結婚するまでずっと実家暮らしであった男性は家事に触れることもなく育ってきたことになるので、これから仕事の合間に修得していくには相当な努力が必要となってくるでしょう。
5.イクメンブルーに陥る夫たち
イクメンを自ら放棄する夫たちが存在するなか、仕事とイクメンを両立しようという心優しい男性ももちろん存在しているのです。ただ彼らの中には、悲しいかな優しすぎて妻の言い分と会社の言い分の板挟みになり鬱に陥ってしまうケースもあるようです。妻は家事と育児を手伝うことを夫に要請ばかりし、職場は職場で育児より仕事を優先してほしいと暗にプレッシャーをかけてくるのです。どちらの言い分もわかるけれど・・と心のはけ口がなくなり、気が付けばいつも重い心で診療してみたらうつ病であるケースが増えてきているのです。
イクメンブルーになってしまったら
イクメンたちを支える地元住民の集まりもあるので、イクメンブルーの気分を感じたら一人で抱え込まずに同じ立場である男性と気持ちを分かち合うのがよいでしょう。様々な立場の男性と女性が増える中、どちらも気苦労を背負い込んでしまうことなく、心地よいバランスで分担していけるのが、理想の夫婦となっていくのではないでしょうか。