キラキラネームを嫌う若者だっているんだゾ
- 2016/09/19
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息子が、娘が、孫が生まれた!
子を持つ親の(あるいはジジババの)大切な最初のおつとめといえば、赤ちゃんに名前をつける作業のはず。
名は体を表す、名前負けする、など名前に関することわざ、格言には事欠かない。
それだけ人の名前というものは、社会に出てから大切な役目を果たすということだろう。
だから、親たちは今日も我が子の名前を考える。考え、考え抜いて、そして「この子だけの特別な名前をつけたい」と思う。
昨今過熱のキラキラネームも、最初はそんな純粋な親たちの願いが頂点に達したときに生まれたものかもしれない。
読めない、呼ばれない、名前の不幸話
さて当の子どもたちから見たとき、キラキラネームはどう映っているのだろうか。
もちろん、本人が気に入っているならよい。まわりにも十分理解されているなら幸せ。しかし、その逆はちょっとかわいそうだ。
子どものことだから、読めなければ「これ、なんて読むの?」と友達は悪気もなく聞いてくる。
「○○だよ」と教えても、読みにくければそのあとずっと名字を呼ばれるなんてことにもなる。それじゃあ個性もひったくれもない。
そういう一手間、一苦労が、新しい出会いのたびに一生続く。本人は慣れたようでも、さすがに嫌気がさすときもある。やがては自分の名前の話題に過敏になるかもしれない。子供心に影響がないとはいえないだろう。
いま、現実に親のつけたキラキラネームを嫌う子がたくさんいるらしい。
出ました対抗馬!その名も「しわしわネーム」
こういう話題に敏感なのが芸能界。
新進気鋭の若い女優らに、昔ながらの、かわいいけど誰でも読める名前の子たちが続々と現れているらしい。
そういう子たちの名前をキラキラネームに対抗?して「しわしわネーム」と呼ぶのだとか。
でもさ、もうちょっといい愛称なかったのかなぁ。古きよき日本に回帰したといっても、しわしわまで言わなくてもいい気がするけど。
ま、確かに彼女らの立ち振る舞いは、名前のせいもあってか、凜として清々しいものを感じる。ほんと、名前って不思議だ。
一生の名刺代わりと思ってよい名前をつけてあげよう
初めて人に会う前に、あらかじめ名前だけ告げられていたら、人は誰でも想像を働かせるもの。
「熊五郎」「雪乃」といわれて、ごっつい男に真っ白な女性を思い浮かべるのは、日本人の自然な流れなのだ。
キラキラでもしわしわでも、子どもの名前に凝るのはよい。しかし、その子の将来に確実にアドバンテージとなるよう、オヤジ、ジイチャンたちはあくまで冷静に名付け親になることが求められている。
でも男はこういうとき、すぐに舞い上がっちゃうんだよなあ……。