言った言わないの水掛け論を防ぐには
- 2017/09/03
- ライフスタイル・娯楽
- 513view
- 生活習慣
- Android
- iPhone
- スマホ
- トラブル
- 人間関係
- 裁判
世の中証拠が一番です
社会が複雑化すると同時に、人間同士の関わり合いが希薄になっている昨今。なにかと揉め事の種は尽きないようです。紛争の解決には、当事者間の話合いから裁判所での調停、訴訟などの手段を用いることになります。
当人同士の話し合いであれば、その中身が正しいかどうかよりも「合意」が重要となります。もっとも、お互いの言い分が対立するから紛争になってしまうわけです。そこには、どのような内容であれ合意を得られる可能性は低いと言えます。
しかも、事実関係の争いとなれば「やった・やらない」や「言った・言わない」の水掛け論になることも珍しくありません。真実はどっちなのか?それを知るには、録音や録画などの証拠がモノを言います。
予め揉めそうなときや、揉めた後の話合いの席では録音や録画をすべきです。ここで、善良なオヤジは相手の同意を得ようとします。相手によっては同意する場合もありますが、拒否される可能性が高いと考えておきましょう。拒否されてやった場合、そこに文句を言われる可能性があるため、黙ってやるのが得策です。
え?黙って録音や録画をすると盗撮や盗聴ではないのか?とか、相手が同意していないなら証拠能力がないハズとか思うかもしれません。しかし、そのような心配は原則無用です。
動かぬ証拠は動かない
まず、盗聴や盗撮というものは、機器を仕掛けるために犯す電気工事士法違反や電波法違反、不法侵入や、相手を羞恥させる衣服を付けないのが通常である場所の撮影などが問題になるものです。単に、自分の関係している場面の録音や撮影は問題になりません。また、刑事事件における検察官が提出する証拠物件ではないので、証拠能力云々は気にしなくて良いです。
それを聞いた人が「そう言ってるじゃん」と思うだけの話であり、それこそが動かしようのない証拠能力なのです。
さて、録画にはなかなかハードルが高い面があります。それに比べて、録音は非常に手軽に行えます。最近では、2万円前後の出費で10時間程度はクリアに連続録音できるICレコーダーが販売されています。また、ペンタイプのスパイグッズのようなICレコーダーもあり、使い勝手を考えて選ぶことができます。
ICレコーダーが一個だけだと、うまく録音できなかったケースを考えてしまうオヤジもいるでしょう。しかし、二個も買うお金がない!そんなときは、携帯やスマホの録音機能をサブで使う手があります。それだと使い勝手が悪いという場合は、思い切って激安のICレコーダーをサブとして用意してはどうでしょうか。但し、本番前に動作確認はしておきましょう。そのうえで、本番に録音失敗してしまったら…仕方ありません。
最後に、デジタルデータは改ざんの疑いをもたれることがあります。そのため、不要な編集はしないようにします。また、長時間録音の場合に必要な箇所だけを取り出す場合に備えて、随所に時間がわかるバックグラウンド音源を入れておくと良いでしょう。自分の主張を通すには、裏付けを用意することが早道です。