2018年日本で一番高い建物はどこでしょうか?3つを紹介

  • 2018/08/18
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日本の高い建物の歴史

日本の高い建物の歴史

日本の高い建物と言えば、かつては1967年に完成した日本初の高層ビルである霞が関ビルと1958年に完成した東京タワーが日本を代表していたものです。
これらずば抜けた建物の高さは、戦後日本からの脱却をイメージさせるのにも十分、値していました。
それから狭い日本でのオフィス空間の需要から高層ビル群が新宿を中心に次々と建てられ、その度に高さの記録も更新されてきたものです。
1970年代から新宿西口再開発に伴い、新宿住友ビルや新宿三井ビルなどの建築ラッシュで一挙に記録が塗り替えられ始めました。
それから1978年、池袋にサンシャイン60が完成し、1991年の東京都庁舎の完成まで日本一でした。
この頃になると都内だけでなく全国各地でも高層ビルの建設が始まり、1993年の横浜ランドマークタワーに日本一を譲ることになります。
その後も高層ビルの数こそ増えますが、なかなか横浜ランドマークタワーを超える高さには至りませんでした。
それがスカイツリーの登場で一新されたのです。

 

日本の高い建物ベスト3

日本の高い建物ベスト3

スカイツリー
タワーであれば、スカイツリーが2018年現在、333mで長い間日本一だった東京タワーを大幅に抜く高さ634mを誇っています。
スカイツリーは林立し始めた高層ビルによる電波の受信障害を解消するのが主な目的で2012年に完成したものです。
しかし一般にタワーは建物とは言わず構築物に該当することから、スカイツリーは対象外ではないかとも思われます。
確かに頂上部は電波塔が伸びているだけですので、構築物と言えます。
しかし、展望台が付いていてこの部分までは建築物として認定されるべきものなのです。
するとそこまでの高さであれば471mであり、やはり日本一高い建物なのです。

あべのハルカス
ビルに絞れば日本で一番高いビルは、地上300mの大阪市にあるあべのハルカスになります。
電波塔と違って、居住空間のあるビルこそが建物だと思っている人だっていなくもありません。
完成したのは2014年と、これもつい最近のことです。
それまでは1993年に完成した横浜ランドマークタワーが日本一でした。
その高さは296mですから、わずかに抜いたことになります。
これは一番を意識したのと300mぴったりにしたことが想像されます。
そこで確かめたところ、元々は大阪のこの地域は航空法の規制がかかっているため、270mくらいが計画だったようなのです。
ところが、2007年にその規制が撤廃されたのです。
そこでこの際、一気に東京近辺の高層ビルを抜いて日本一高いビルにしてしまおうと大阪の人たちが盛り上がった結果の計画変更となったらしいです。

横浜ランドマークタワー
1993年の完成時からあべのハルカスが2014年に完成するまでの21年もの間、日本一の座にありました。
美しい景観の横浜みなとみらい21のシンボルにもなっています。
完成当時は世界一速いエレベータも話題になっていました。
周辺に高層ビルも無いことから360度の展望も魅力になっています。
最近になって日本一高いビルではなくなりましたが、数ある首都圏の高層ビルでは一歩も二歩も抜き出たビルであり続けています。

 

これからの日本の高い建物

これからの日本の高い建物

今後、スカイツリーやあべのハルカスを超える高さの建物ができるかと言われると、あまり可能性は高くないかと思われます。
まず電波塔としてはスカイツリーがあれば、この先、老朽化するまでは新築するニーズはありません。
ビルについても平野の狭い日本ですのである程度のニーズこそありますが、人口も増えず経済も低成長時代に入っていて伸び悩むところでしょう。
また航空法上の制限に加えて景観や日照権の問題もあります。
地震対策も必須となりますので外国での建築に比べて経費も割高となってしまうのです。
とすると、標記の3つの建物の座は当分、揺るぎないのではないでしょうか。

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