痴漢と誤解されたときに取るべき行動
- 2017/04/01
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「痴漢!」と叫ばれても逃げてはいけない理由
電車内で痴漢に遭い、駅員や警察に突き出す女性の多くは、これまでに何度も痴漢に遭って、我慢に我慢を重ねてきた結果として、キレてしまった人です。なかには、既に鉄道警察などに相談をしていて、今度痴漢に遭ったときの対処法をしっかり押さえたうえで、「痴漢!」と声を上げる人もいるので、女性としてはかなりの確信を持って行動をしています。
万が一、それが人違いによるものであっても、女性側はそれに気が付くきっかけがありません。それどころか、完全に頭に血が上っているので、痴漢に間違えられた男性が逃げたり釈明をしようとしたりしても、「痴漢だからこそ逃げた」とか「痴漢をするような人間の言葉は信用できない」程度にしか考えられないのです。
周囲に目撃者がいれば良いのですが、男性側も「痴漢と間違えられたら逃げる」という誤った知識によって行動してしまうと、電車の扉が開いた途端に人をかき分けて走り出してしまうので、これでは女性側も周囲の人も、逃げた男性が犯人だと誤解してしまいます。
警察に行っても繰り返し否定する
警察に行ってしまったら、シロのものがクロとされてしまう、というウワサもありますが、これは今の時代には合っていないかもしれません。もし、今回のことは誤解だとしても、過去に痴漢や性的暴行で捕まっていれば、状況はかなり苦しくなりますが、過去にそのような疑いをかけられたこともなければ、警察はかなり慎重に捜査をします。
痴漢に遭った女性も、痴漢と思わしき人を掴まえれば、警察に行き、調書を取られます。その過程では何枚もの写真を撮られますし、電車内でどの辺りにいたのか、周りにはどれくらいの人がいたのか、犯人との位置関係、犯人以外の人との位置関係、痴漢行為に遭ったとき電車はどの辺りを走っていたのか、どんな様子で触られたのか、触られたときどうしたのか、犯人の顔をいつ見たのか、犯人はどちらの手で触ったのか、鞄は持っていなかったのか、など詳細にわたって、警察官から質問をされます。
そして、男性側が否定をしていれば、警察は冤罪の可能性も含めて、女性側に多くの質問をして矛盾点がないかを確認します。女性からすれば、ある意味、このタイミングで本当に今回掴まえた人が犯人であったかどうかと再度考え直すことになります。また、警察も物的な証拠として、女性側に着ている洋服を提出してもらい、そこに付いている指紋が女性が掴まえた男性の指紋と一致しているかを調べることもあります。
このことから、男性は痴漢に掴まったら逃げることを第一に考えるより、一貫して否定し続けることが大切です。
万が一のときの損害保険
警察に掴まったら、まずは弁護士を手配します。知り合いの弁護士がいればベストですが、思い当たらなければ当番弁護士を呼びましょう。とはいえ、もし今の段階で「痴漢に間違われたらどうしよう」と考えている人であれば、今から保険をかけておくのが良いかもしれません。ジャパン少額短期保険株式会社の『男を守る弁護士保険 女を守る弁護士保険』であれば、痴漢冤罪ヘルプコールが付いています。万が一、痴漢に間違えられても、すぐに弁護士に相談することができるので、安心感は高いかと思います。