日本が誇る神業ドラマーのテクニックが我々の想像を遥かに超えている件
- 2018/11/26
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あなたもきっとドラムが好きになる!!
国内で最も知名度が高いドラマーといえば、X JAPANのYOSHIKIではないでしょうか。
90年代の全盛期には、奇抜なパフォーマンスと豪快なエピソードで多くの人を魅了し、最近では台風の影響で公演が中止になった際に前代未聞の『無観客ライブ』を行って話題になりました。
彼も日本が誇るドラマーの1人ではありますが、今回ご紹介したいのは別のベクトルで神がかっている男「神保彰(じんぼあきら)」です。
そのテクニックは国内で1・2を争うといっても過言ではなく、『ワンマンオーケストラ』を確立したこと世界中の音楽ファンの度肝を抜きました。
音楽好きなオヤジならばすでに彼の神業をご覧になったことがあるとは思いますが、今回は彼を知らないオヤジのためにワンマンオーケストラの解説も含めてご紹介させていただきます!
これが世界を驚かせたワンマンオーケストラだ!!!!
ドラムの役割は、リズムを刻むこと――――。
おそらく多くの人がそう思っているわけですが、彼はなんと「ドラムを叩きながら、楽曲のメロディをも演奏することができる」のです。
これだけを聞くと、ピアノなどの他の楽器を弾きながらドラムを叩いているような印象を受けますが、半分間違っています。
ドラム以外のメロディが鳴っているのに、素人目には「ドラムを叩いているようにしか見えません」。
どういうことなのかというと、メロディが鳴る仕掛けは、他でもないドラムのなかにあります。
ドラムのなかにセンサーが入っていて、ドラムのどこを叩いてもドラム以外のメロディが鳴るように設計されているのです。
文章で説明するのが難しいので、その「ワンマンオーケストラ」の仕組みがよくわかる動画があったので、ご紹介しておきますね。
【LIVE(ワンマンオーケストラ)】サラバ、愛しき悲しみたちよ / 神保彰(from ももいろクリスマス 2017 ~完全無欠のElectric Wonderland~)
リズムを叩きながら一音ずつメロディを奏でるという、まさに神業。
間違いなく難しいのに、爽やかな笑顔でやってのけるあたりもカッコイイの一言です。
「中学の入学祝いにドラムセットを買ってもらうも、半年で飽きた」
彼の父親は本格的なジャズ・ベーシストであり、米軍キャンプで演奏するほどの腕前でした。
幼いころから音楽や楽器が身近にある環境だったので、ドラムを始めたのは何か必然のようなものを感じますね。
ですが、中学の入学祝いに買ってもらったドラムセットは、半年くらいで飽きてしまったといいます。
しばらくはギターを弾いていて、本格的にドラムを始めるようになったのは、高校3年生のころ。
再びスティックを持つきっかけになったのは、フュージョン音楽と技巧派ドラムとして知られているスティーブ・ガッドとの出会いでした。
このころに流行ったフュージョン音楽は、音楽としての真新しさもありながら、テクニックで魅せるプレイヤーも多かったので、幼いころから音楽を親しんできた彼が衝撃を受けたというのも納得です。
カシオペアを経てソロへ
1980年2月、日本のフュージョンバンドである「カシオペア」に加入したことで、国内外での評価を高めていくことになります。
1980年代のカシオペアは、国内外で年間100本前後ものライブを行い、アルバム作成も年間2枚というハードスケジュールだったので、ソロでの活動が始まったのは1980年代の後半に差し掛かってからでした。
先ほどご紹介したワンマンオーケストラを確立させたのは2000年ごろですが、カシオペア時代からも彼のテクニックやセンスは高く評価されていて、今も多くのファンを魅了しています。
神保彰を知らなかったオヤジはぜひ、彼がかかわったバンドや作品を聴いてみてください。
「ドラムがこんなに楽しい楽器だったとは!」と驚くはずです。