フォーク・ロック界のカリスマ「ニール・ヤング」の半生
- 2018/07/27
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70歳を超えた今も現役!
ニール・ヤングは1945年11月12日に生まれ、今年2018年には73歳を迎えます。
「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」では、2003年に第83位、2011年の改訂版では第17位と、大きくランクアップしました。
さらに、シンガー、アーティストとしても高く評価されており、同紙の「歴史上最も偉大な100人のシンガー」で第37位、「歴史上最も偉大な100人のアーティスト」で第34位と、多方面で高く評価されていることがうかがえます。
バンドでも成功を収めていたが…
1966年、スティーヴン・スティルスらと「バッファロー・スプリングフィールド」を結成。
同年4月11日、ハリウッドのナイトクラブ「トゥルバドール」でデビューを果たします。
まもなくしてザ・ディラーズとバーズの前座として短期間のツアーを経験し、サンセット・ストリップにある有名なナイトクラブ「ウィスキー・ア・ゴーゴー」のレギュラーに。
同年11月にリリースした「フォー・ホワット・イッツ・ワース」は100万枚を売り上げてゴールドディスクに輝きましたが、ベースのパーマーがマリファナ所持で逮捕・カナダへ強制送還されて危機に直面し、次のアルバム制作においてはヤングとスティルスは口論が絶えず、ついにヤングは一時的に脱退してしまいます。
その後、ヤングは復帰したものの、パーマが再び薬物不法所持で強制送還されたことで勢いを失ったのか、次第にヤングはバンドから離れていき、結成からわずか2年後の1968年にバンドは解散となりました。
ヤングとスティルスの不思議な関係
先述の通り、ヤングとスティルスはバッファロー・スプリングフィールド時代から衝突を繰り返してきましたが、バッファロー・スプリングフィールド解散後にスティルスが結成した「CS&N」になんとヤングが加入!
「クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(以下 CSN&Y)」として、活動することになったのです。
CSN&Yは「フォークロック界のスーパーグループ」
CSN&Yは1970年発売のアルバム「デジャ・ヴ」で大ヒットを記録。
1971年発売のライブアルバム「4ウェイ・ストリート」も全米No.1に輝き、一躍トップの仲間入りを果たします。
ところが…ここでもヤングとスティルスが対立!
またかよ!って感じですが、残念ながらヤングが在籍したのはわずか1年程度となってしまいました。
ちなみに、スティルスもヤングに劣らない偉人の1人だったりします。
1997年にはヤングとともにロックの殿堂入りを果たし、ギタリストとしての評価も高いです。
ヤングは2017年のインタビューで「CSN&Yが再始動するチャンスは思う」といった発言をしているので、スティルスとヤングらが並ぶ姿を再び拝めるかも…!?
個性的な歌声と唯一無二のギタープレイ
ヤングの歌声は、鼻にかかったようなハイトーンボイスが特徴で、決して力強い声とはいえませんが特徴的。
だからこそバラードでは繊細さが際立ち、ロックナンバーでも存在感を失いません。
ギターにおいては技巧派というイメージはありませんが、味のあるプレイで多くのファンを魅了しています。
■Neil Young – Heart of Gold – 11/26/1989 – Cow Palace (Official)
1972年にリリースされた4作目のソロアルバム「ハーベスト」、そして収録曲である「孤独の旅路(Heart of Gold)」は、見事全米No.1を獲得しました。
障がい者支援に積極的
ヤング自身の子どもが障がいを持っているという背景があり、障がい者支援にも積極的に参加しています。
夫婦で開催したチャリティーコンサートでは、過去にボブ・ディラン、エルトン・ジョン、メタリカ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどの世界的スターが参加したことからも、ヤングの顔の広さや人望をうかがえますね。
2018年には主演映画を発表!
2018年にはヤング主演の映画「パラドックスの瞬間(とき)」が発表され、賛否両論ありますが、ヤングの音楽が楽しめる作品となっています。
■Neil Young + Promise Of The Real – Peace Trail (Official Music Video From the Film ‘Paradox’)
同映画サントラ収録の「Peace Trail」です。年齢を重ねて渋みを増したヤングもかっこいい!
ヤングは若いころもカッコイイけど、今の姿に憧れを抱くオヤジもいるのでは。
今のヤングにしかできない活動に、今後も期待したいと思います!