「なぜそこ(それ)で演奏しようと思った?」目と耳を疑う仰天アーティスト2選

  • 2018/06/30
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絶句からの感動!衝撃のアーティストをご紹介

絶句からの感動!衝撃のアーティストをご紹介
世にはいろんなアーティストがいて、楽器や演奏を披露する場所もさまざまです。
一般的なロックバンドならば、ステージにギターやベース、ドラムといった楽器が並びますし、クラシックコンサートにおいてもトランペットやヴァイオリンなど、よく知られた楽器がずらりと鎮座しています。

演奏する場所といえば、小規模なライブハウスから、ホール、ドーム、ときには野外まで、環境さえ整えば場所を選びません。
夏になれば野外フェスが賑わいを見せますし、冬は各所でカウントダウンコンサートが開催されますよね。

ですが、世の中には「それって楽器…なのか?」と思わず驚くようなもので演奏をするアーティストや、信じられないような場所で歌ったり楽器を奏でたりするバンドがいるのをご存じですか。
衝撃的なパフォーマンスに、あなたも釘付けになること間違いなしです!

 

懐かしい“あるもの”で音を奏でる「和田永」

懐かしい“あるもの”で音を奏でる「和田永」
和田 永(わだ えい)は世界で注目をあつめている若手アーティストの1人です。
イッセイミヤケのコレクションではコラボレーションを実現。
さらには、第68回(平成29年度)芸術選奨文部科学大臣新人賞「メディア芸術」部門受賞を果たしました。

彼は大学時代から“あるもの”を使って音楽を演奏するグループを主宰しています。
そのあるものとは……今や懐かしい「旧式のオープンリールデッキ」です。
旧式のオープンリール以外にも、ブラウン管テレビをはじめとする古い楽器を使って、新たな楽器や奏法を生み出していることでも知られています。

遡ること2010年には、文化庁メディア芸術祭最優秀賞を受賞したのですが、そのときに使用したのはブラウン管テレビでした。
なんと、「ブラウン管テレビが発する見えない電波を身体に通して音に変換する」という、驚きの演奏パフォーマンスを披露。

ブラウン管テレビを使い始めたキッカケは、テレビにある赤・白・黄の3色の端子を間違って挿したことなのだそう。
映像の黄色と音声の白色を誤って挿すと、テレビにノイズが現れたこと。
アンプとブラウン管に手を触れると「ウェー」という音が出たこと。
偶然とも必然ともいえるこれらの現象が、彼の心を強く刺激したようです。

彼は過去に「“大量に生産され、そして大量に破棄されるテクノロジーたち”が砂漠に集って一斉に音を鳴らすということをやってみたい」と語ったことがあります。
さまざまなイベントに出演して高く評価されている現在も、新たなアイデアや可能性を探り、これからも世界を驚かしてくれることでしょう。

 

まさに神秘。まさに芸術。世界初の●●バンド「AquaSonic」

まさに神秘。まさに芸術。世界初の●●バンド「AquaSonic」
ライブ会場となる場所は多岐にわたりますが、いずれの場所も“地上”であることは共通しています。
アイドルならばトロッコに乗ったり、ロックバンドならばドラムが空中に舞っちゃったりすることもありますが、酸素が十分にあって呼吸のできる空間ですよね。

というわけで、次にご紹介したいのは“世界初の水中バンド”である「AquaSonic(アクアソニック)」です。
楽器はもちろん、ボーカルも水中はパフォーマンスを披露。
ガチの水中なので、初見は「見ているこちらも苦しくなる…」と目を背けてしまった筆者ですが、意外にも“スルメ”。
見れば見るほど、聴けば聴くほど、音と世界観に引き込まれていったのでした。

「しかしなぜ、水中で?」と疑問に思ったオヤジもいるでしょう。
ボーカリストであるライラ・スコフマンドが「キッチンのボウルに顔を沈めて歌ってみたい」と思ったのが始まりで、実際にやってみると本当に歌えることがわかり、「泡の音でポップさも倍増した」と感じたとのこと。

和田永もアクアソニックも、他人とは違う部分に感銘できる独自の感性があって、表現に対する人並外れた貪欲さがあるのでしょう。
ただただスゴイだけではなく、アート性を感じるのはそのためだと筆者は感じます。

両者が気になったオヤジは、動画サイト等で検索してみてはいかがでしょうか。

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