価格破壊が進むドライブレコーダー
- 2018/06/13
- ライフスタイル・娯楽
- 284view
- 自動車
- トラブル
- 事故
- 交通事故
- 暮らし
- 自動車
- 車
数千円のドライブレコーダーは使えるのか
ドライブレコーダーといえば、ちょっと前までは数万円するのが当たり前でした。それでいて、画素数は100万とか200万。画角もそれほど広くはないもので、LED信号の色がはっきり映らないものも少なくないという状況。
しかし、いまでは数千円もドライブレコーダーが出回っています。もちろん、量販店などではメーカー品でそれなりの価格のものがメインで並んでいるでしょう。それでも、多くは1万円台で、2万円台の商品ともなれば超高級品のイメージがあります。
さて、そんな数千円のドライブレコーダーが使い物になるのか?という疑念が生じるのは当然です。こうした低価格のドライブレコーダーは、アマゾンなどネットで多く取引されているようです。
そのアマゾンで売られている格安ドライブレコーダーといえば、メイドインジャパンではなく、中国製品が目立ちます。出品している業者も中国国内の業者が少なくないようです。中国製品といえば、安かろう悪かろうという懸念を持つオヤジも少なくないでしょう。
しかし、数千円のドライブレコーダーでも、本来の使用法に限れば十分役に立つことが多いといえます。カタログスペックだけで見れば、国内大手メーカーの製品よりも優秀なものが多いです。画素数も画角もメーカーものより上で、その他の機能も十分という申し分のないもの。問題は、すべてが諸元表どおりの性能を発揮してくれるかどうかです。これについては、各商品の評価を参考にできます。
ネット上の評価や口コミといえば、サクラの存在や、業務妨害目的のものなど、信頼性がイマイチという側面はあるものの、一定の指標になり得ます。
ドライブレコーダーは前後に付ける時代になった
まず、わるい評価をチェックすることが重要です。商品の評価で驚くのは、完全に自分の勘違いや注文ミスであるにもかかわらず、気に入らないから星1つにするという人の存在です。商品の評価とはなんの関係もありません。
また、配送会社の人間の愛想が悪いから星1つなどという、明後日の方向を向いた評価も珍しくないのが現実です。したがって、悪い評価が少ない商品については、その中身を確認することで、商品自体に問題がないと判断できるケースもあるわけです。
逆に、たとえ少なくてもリアリティのある低評価がある商品の場合、それと矛盾する内容の高評価には疑いの目を向けることも必要かもしれません。
ドライブレコーダーの場合は、実際の撮影動画をアップしているものがあれば、よりよい判断材料になります。最近の数千円の商品でも、LED信号はちゃんと映っています。また、正面だけでなく左右もまずまずカバーされているものが多いといえるでしょう。
ところで、これまでは前方にばかり注意が行っていたドライブレコーダーですが、現在ではリアカメラも一般化しつつあります。なんと!数千円の商品にまで前後セットのものが出現している有様です。
オカマ事故の場合だけでなく、煽り運転の被害を受けたときなどを考えれば、ドライブレコーダーは後ろにも付けるべき時代になったといえます。リアカメラの接続も、単に撮影するだけであれば、多くは配線を延ばすだけの簡単施工です。360度カメラというものもありますが、前後別の方が手軽のようです。
しかし、トラブルになったとき、ドライブレコーダーを見られると奪われるのではないかとの心配をするオヤジもいるようですが、そんなオヤジにはルームミラータイプがあります。既存のルームミラーに被せる形で設置するため、パッと見にはドライブレコーダーが付いていることに気付かない可能性があります。
ドライブレコーダーはいざというときの切り札になるもの。万一、故障していたなんてことになったら目も当てられません。だからこそ数千円の物では心配だという意見もあるでしょう。しかし、高価な物をひとつだけ付けていて、それが動いていなかったら…。というケースも考えられます。
そこで!前後は当然として、何台も付けるという手があります。数千円という安い価格だからできる作戦といえるでしょう。ただし、設置に関しては無理のないように専門家に頼むのが無難かもしれません。