人気車「N-BOX」の軽であって軽でないところ
- 2018/05/04
- ライフスタイル・娯楽
- 363view
- 自動車
- 安全
- 家族
- 日本
- 暮らし
- 自動車
- 車
今、一番売れている車「N-BOX」のその理由
ホンダの誇る人気車種と言えば「フィット」が挙げられますが、今やその人気は「N-BOX」に引き継がれています。
「N-BOX」は2011年に登場して以来、まずその外観や内装などが人気で売れ行きを伸ばし、毎年、軽自動車販売台数のトップを争っています。
パッと見、デザインがホンダらしくてお洒落ではありますが、もっと真に迫った理由もあるのです。
一言で言えば「これでも軽自動車なんだ」とサプライズもさせられる満足感にあるのではないでしょうか。
この「N-BOX」の真の人気理由がわかれば、世間はどこに注目して車を選んでいるのかもわかるようになるはずです。
軽自動車らしくない軽自動車
・ネーミングの絶妙さ
およそ「エヌボックス」という語呂の響きが軽自動車らしくありません。
語尾に優しい小文字が付くような可愛さを伴っていないのです。
何も知らなければ、新しいPCでも発売されたのかとさえ勘違いされそうな軽自動車にあっては斬新なネーミングになっています。
女の子が好みそうな可愛らしさとは違いますが、と言って可愛くないネーミングでもありません。
中年男が「俺の愛車はN-BOXだ」と自慢しても結構、堂々としていられそうです。
・車内の広さ
軽自動車は単に上物を大きくするには制限があります。
そこでエンジンとガソリンタンクの大きさ、位置、形状に工夫をしてこそ得られた車内の広さなのです。
特に後部座席はコンパクトカー並みのゆったり感を実現しています。
また後部座席を畳み込めば、荷物もたっぷり運べる設計にもなっています。
軽自動車でこれ以上は広くはできないはずと納得できる広さなのです。
・デザイン性の高さ
車のデザインはホンダが得意とするところです。
ボンネットを短く抑えて、そのネーミングの通りの箱型の車体としています。
運転席も高く視界も広がり車庫入れもしやすくなっているなどの実用性も実現しています。
全体に丸みも抑えられて小ぶりながらがっちりした印象が、軽自動車の弱々しさをかき消してくれています。
・走りの良さ
先頃のコンパクトカーの走りの良さは、同じくホンダのフィットなどその排気量以上のものと評価の高い車が揃っています。
それに比べればさすがに約半分の軽自動車の排気量では追い付けはしませんが、その分、車体重量が軽いので街乗りであれば全く遜色も感じられません。
たとえ同じ走りであったとしても、この走りが軽自動車で実現しているところに価値を見出せるのです。
・安全性の高さ
さらに2017年に発表された最新モデルに至っては、軽自動車らしからぬ安全装備も標準装備され性能面でも充実しつつあります。
ホンダが誇る安全運転支援システム「Honda SENSING」を装備しているのです。
これにより時速80キロ以下であれば、歩行者を検知して自動ブレーキがかけられます。
また時速40キロ以下であれば、路側帯の歩行者を検知してハンドルをコントロールする機能もあります。
・運転の快適さ
アダプティブクルーズコントロールシステムにより、時速30キロ以上であれば、車間距離が自動制御されます。
さらに車線維持支援システムにより、車線の中央を走行するようにハンドルをコントロールしてくれます。
昨今の軽自動車は、「N-BOX」に限らず他車種でも空間は広くなり性能も向上しています。
しかしバランス良く高評価を得て断然、総合力で人気が高くなる理由はこれだけでも十分おわかりでしょう。
その他にもシートの配置や形状など実際に見て触って乗ってみると対人間仕様を研究し構築された車であると感じられることでしょう。
こうして個人的に思わず宣伝してしまうほどの車なのです。
これまで維持費がいくら安くても軽自動車はちょっとNGと言う男性ユーザーが購入を検討したくなるのが「N-BOX」なのです。
日進月歩の車社会ではありますが、少なくとも2018年中は「N-BOX」で太鼓判を押しておきましょう。