超一流のVIPだけが乗る事を許された、専用車とは?

  • 2017/11/17
  • ライフスタイル・娯楽
  • 707view
  • アントニオ犬助
タグ
  • 自動車
  • アメリカ
  • ブランド
  • 政治
  • 文化
  • 日本
  • 自動車

今回も大統領専用車がやってきた

大統領専用車「キャデラック・プレジデンシャル・リムジン」

先日トランプ大統領が来日していましたが、やっぱり持ってくるんですね「ザ・ビースト」……大統領専用車「キャデラック・プレジデンシャル・リムジン」、全長5.5mとか重量8tとか、ドアの厚さは20cmとか、窓の厚さは13cmとか……正に戦車。
こんな重装備の車をわざわざ日本にまで持ち込んでくるって、それだけ日本の治安が不安なの? なんて、考えていたのですが、やはりこれにはアメリカ自動車産業のPR目的の側面が強いのではないか? と、テレビを見ながらふと思いました。

だって、トランプ大統領の来日の報道だけで、キャデラックのエンブレムがどれだけ大写しになったことか!! 安倍首相が主催の晩餐会では銀座「うかい亭」が使われ、株価が上昇したとか報道されていましたがPR効果で考えるなら、キャデラック=GMも劣らないぐらいのものがあったはず。
オバマ前大統領の時ですら、ザ・ビーストを持ち込んでいたのですから、アメリカ第一主義をアピールして当選したトランプ氏ならば、当然持ち込もうというものですね。

一方、エンブレムが見当たらない御料車

御料車にはトヨタのエンブレムを、どこにも見つけることはできない

一方で、日本の皇室が使用されている御料車といえば「トヨタ・センチュリー・ロイヤル」。こちらの全長は6.1m、重量は3.2tとザ・ビーストと比較すれば奥ゆかしさが感じられる1台ではあるのですが、まあデカイ。

名前からも推測できる通り、ベース車両はセンチュリーなのですが、もう原型がわからないほどに改造が施されているのです。

しかし、こちらの車両はキャデラックの名を冠したザ・ビーストと異なり、トヨタのエンブレムを、どこにも見つけることはできないのです。

これは、皇室の商業利用と取られることを嫌って、トヨタがあえてそうしなかったのか、それとも宮内庁からクレームが付いたのか……まあ、真相はわからないのですが。

秋篠宮家は三菱・ディグニティ

一方で、皇室といえば先日ご婚約を発表されたのが、秋篠宮眞子さま、そんなこともあって公務にご出席の際の映像がテレビでよく流れていたのですが、ご乗車されていた車を見て非常に驚いたのは犬助だけではないでしょう。

三菱「ディグニティ」……総生産台数59台という希少車中の希少車。

製造されていたのは2000年から1年間という非常に短命に終わった、三菱のフラッグシップセダンです。これのショートボディ(というか、逆にリムジンがディグニティなのですが)であるプラウディアですら見かけたことがあるのは、今までに1度だけ。
そして、動いているディグニティを見かけたのは、テレビを通してでも今回が初めてでした。

その昔は憧れたものでした

ディグニティの姿に古きよき三菱自動車の面影を見出す

さて、上記の通り非常に短命に終わったディグニティを秋篠宮家は、非常に大切に乗り継いでおられる、これは驚きでした。
そして、ちょうどディグニティを生産していたころに露見した、三菱自動車のリコール隠し。
これを契機として、三菱自動車の凋落が始まったことを思い浮かべると、ディグニティの姿に古きよき三菱自動車の面影を見出して、しみじみしてしまったのです。

犬助の子どものころには、ジャッキー・チェンの映画といえば三菱自動車。
「キャノンボール2」でジャッキーが乗り回していた「スタリオン」なんて憧れの1台だったのに。ランエボも造らなくなっちゃったしな……。

この記事の作者

アントニオ犬助
アントニオ犬助
みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
up アントニオ犬助
アントニオ犬助

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ