車の”運転がうまい”ってどんな運転のことでしょうか?
- 2017/07/22
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運転のうまさは2種類ある
「あのオヤジは運転がうまい」という場合、何を指していっているのかといえば大きく2通り考えることができます。ひとつは、円滑な運転です。もうひとつは、一般のオヤジドライバーが持ち合わせないようなテクニックです。円滑な運転や高度なテクニックの基準には主観が入るとしても、大きく離れることはないでしょう。
まず、円滑な運転を考えてみます。自動車教習所では、乗車前点検が必須です。免許を取ってしまえばやらなくなる人が多いようですが、本来は毎回行うべきものでしょう。車の周囲に異常はないか。車体の下に何かないか。車体外側に不具合はないか。問題がなければ、いよいよ乗車します。発進する前にも、ブレーキランプがちゃんと点灯するかなどの各種点検を行わなければなりません。
そんなメンドクサイことやってられない!と思うオヤジが少なくないでしょうが、本当に運転がうまいオヤジはやっていて当然です。どこか一ヶ所でも不具合があれば円滑な運転ができなくなるおそれがあるからです。下手をすると事故につながってしまうでしょう。違反かどうかでは済まないリスクを抱えて走るのは運転が下手な人間のすることです。実際、公道でブレーキランプが片方切れている車を見かけたとき、マイナスのイメージを持つことはあっても、あのドライバーは運転がうまいとは思わないものです。
基本ができているから応用もできる
そして、車を発進させたあとは常に円滑な運行を行います。急発進や急制動を行わないことは当然で、無駄な加速や減速をせず、安定した走行で乗り心地の良いドライブをするのがうまい人です。曲がるときにも無駄がなく、周囲への合図も適切に行います。人にも車にも地球にも優しい運転。当たり前のようで難しい基本的なドライビングができる人。それが、運転がうまい人なのです。
もうひとつのテクニックを持つ人についてみてみます。マニュアル車だとテクニックの差がわかりやすいですが、オートマ車全盛時代にあっては目立つものは少ないかも知れません。例えば、路上で反転するときに、まるでその場で回れ右でもしたかのような鋭いターンを見せるオヤジがいます。現実のドライブ中で実行する機会は滅多にないことでもあり、運転がうまくないオヤジからみれば感嘆ものです。
ただ、高等テクニックを持つ人も、なんのことはない円滑な運転ができる人なのです。基本ができていないのに、高度な技術を持つことなど不可能だからです。例外的に、あるひとつの技だけを延々と練習すればできるようになるかも知れませんが、それはそれでしかありません。
もちろん、基本ができているからといって高度なテクニックを持っているとも限りません。しかし、車を自在に操れなければ基本を難なくこなすことはできないでしょう。つまり、基本を忠実に円滑な運転をすることこそが最重要なのです。結論としては、運転がうまい運転者とは、基本をしっかりと実践して円滑な運転をアッサリこなす人だといえます。