コーヒーと血圧の意外な関係とは
- 2016/09/07
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コーヒーに対する一般的なイメージ
コーヒーといえば、カフェインがもつ覚醒作用からから、眠気覚ましに効果がある飲み物というイメージをもつ人も少なくないでしょう。コーヒーの起源は諸説ありますが、エチオピアや、アデン、モカなどのアラビア半島が発祥の地として挙げられています。日本でも、モーニングコーヒー、食後のコーヒーなど、生活の一部として密接な関わりがある飲み物ではないでしょうか。
コーヒーは高血圧の原因となるのか
健康にも良いと言われているコーヒーは、含まれるカフェインが高血圧の原因になるという意見もあります。コーヒーは一体、健康によいのか悪いのか、巷に氾濫する情報で混乱している人も多いかと思います。まず、高血圧について、高血圧患者は全国で約3000万人以上もいるとされ、国民病の一つとして深刻な問題となっています。高血圧は簡単にいうと、血流が悪くなるとポンプの役割をもつ心臓が血流を促すために圧力を上げ、結果、血圧が上がってしまうという症状で、高血圧が問題となっている理由は、血圧そのものよりも、心筋梗塞や脳卒中の原因となる点です。
実はコーヒーには血圧を下げる効果がある
この様に、コーヒーに含まれるカフェインが高血圧につながるというのが、一般的なイメージですが、アメリカでは逆に「血圧を下げる」という研究結果があります。成分として含まれるカフェインばかりが注目されがちですが、コーヒーには様々なポリフェノールが含まれており、血圧を下げる効果があります。そのポリフェノール量は紅茶の2倍とも言われています。
カラダによい側面が多い
コーヒーには、糖尿病や動脈硬化のリスクを抑える効果が期待できるとされており、一日に2~3杯程度を飲む習慣はむしろ体によいそうです。
コーヒーはブラックで飲む
この様に、これまで高血圧の原因とされてきたコーヒーは意外にも体に良いことが分かりましたが、毎日飲む場合にもいくつか注意点があります。まず、可能な限りブラックで飲むことです。カフェオレなどに慣れている人にとっては、苦いブラックコーヒーは抵抗があるかもしれませんが、この砂糖やミルクがカフェインの効果を軽減させてしまうので、眠気覚ましのために飲むなら、砂糖やミルクを減らしてブラック飲むことをお勧めします。
コーヒーの一日摂取量目安
カフェインの過剰摂取は体によくないのは言うまでもありませんが、一日に何杯までなら健康的といえるのでしょうか。成人であれば、コーヒーカップ4杯までが目安と言えそうです。ただし妊婦の女性はなるべく飲まない方が良いとされています。
カフェイン依存症に注意
コーヒーを控える人は、高血圧よりも「カフェイン依存症」から脱出するために断つ場合があります。カフェインは過剰摂取するとドーパミン(脳内からの快楽物質)が分泌されます。ドーパミンによってさらにコーヒーを求めるようになり、これがカフェイン依存症の悪循環です。せめて一日三食の食後だけ飲むなど、飲み過ぎない習慣を心掛けることが大切です。