1着はほしいオーダースーツ。生地とプロポーションに要注意
- 2016/08/22
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はじめてのオーダースーツは夏に注文がいい
アラフォー年齢になったからには、せめて1着はオーダースーツを、と考えている人は少なくないでしょう。特に、係長、課長などの管理職につくと、業界の集まりなどのあらたまった席に出る機会が増えます。そんなときには、体にぴったりフィットしたオーダースーツだと、自分に自信が持て、堂々とふるまうことができます。
はじめてスーツをオーダーする場合は、夏のうちにテーラーを訪ねることをおすすめします。人間は季節によって動くもので、秋口を過ぎると、テーラーには注文が殺到します。サマースーツの注文が一段落する夏の終わりは、テーラーもいつも以上に丁寧に接客してくれますし、慣れないオーダーには最適の時期なのです。
生地選びに大きな落とし穴あり
はじめてテーラーでオーダーするとき、注意してもらいたい点が2つあります。1つは、生地の問題。生地はスーツの仕上がりを最も大きく左右する要素ですが、生地選びは大きなテーラーと小さなテーラーとでは条件に大きな違いがあります。
規模の大きなテーラーでは、着分の素材(一着分の生地)がたくさん陳列されていて、そこから好みのものを選べば、おおよその仕上がりは想定できます。
ところが、小さなテーラーの場合はその反対。生地の種類によってはサンプル(端布)しか用意されていないこともあり、この小さな生地見本から選ぶことになります。これが失敗の素。ストライプの幅やチェックの大小、色の濃淡など、見本と仕上がりでは大きな差が出ることが少なくありません。
初心者は、やはり大きなテーラーを選ぶのが正解ということでしょうか。
「普遍的かつ伝統的なプロポーション」がオーダーの原則
もうひとつはプロポーションの問題。せっかくのオーダーなのだから少し個性的なプロポーションのものをなどと考えると、確実に失望させられます。なぜかといえば、テーラーは、世界中どこでも「普遍的かつ伝統的なプロポーション」で服を仕立てるのが仕事。英国スタイルのオーソドックスなスーツを作るところにこそ、彼らの仕事があるのです。
テーラーの仕事のキモは、お客の体にフィットした、動きやすいスーツを仕立てること。デザイン要素に凝りたかったら、デザイナーズブランド系の既製服を選ぶべきです。
一番体にフィットするスーツで出かけよう
オーダーは生地選びから始まり、次に採寸へと移っていきますが、このときには手持ちの中でも最も体にフィットした服を着ていくべきです。テーラーにとって、仕上がりのイメージがつかみやすくなるからです。
一頃流行ったソフトスーツ、全体的に曲線を生かしたソフトラインのスーツなどは、絶対に避けましょう。