通勤にはスニーカー?革靴?靴選びは機能性がポイント!
- 2019/03/16
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靴もカバンも、機能性で選ぶべきなのです
スーツなのにリュックサックを背負っている?最初こそ奇異に映ったものですが、すっかりお馴染みの通勤風景になりましたね。リュックサックのメリットは、重量があっても体のバランスをとりやすいところと、両手が使えるというところ。機能性はピカイチですから、広まったのもうなずけるのです。となると、次に機能性重視という点で通勤のスタンダードとなるべきはスニーカー。カッチリしたスーツにスニーカーを合わせている人も、ずいぶん見かけるようになりましたね。
スニーカーの魅力は何といっても履き心地。「まるで、雲の上を歩いているよう」とラルフ・ローレン氏にのたまわせた「ニューバランス・1300」でなくても、大概のスニーカーは同価格帯の革靴と比べると、数ランク上の履き心地を持っているもの。長い距離を歩いても革靴より脚は疲れませんから、機能性という点でスニーカーはピカイチなのです。
コーディネイト感覚は必要でしょう
しかしスニーカーは、通勤のスタンダードになりつつあるとはいえ、まだ過渡期の段階。中には困ったコーディネイトをしている方もいらっしゃって、私、アントニオ犬助はついつい眉をひそめてしまうもの。中でもよろしくないと感じるのは、ハイテク系のスニーカーとスーツのコーディネイト。そりゃあスーツにTシャツを合わせて着くずしているとか、ジャケット+パンツとか、カジュアル寄りのコーディネイトならば、やたらとソールが分厚いハイテク系も良いでしょう。ただし、スーツをカッチリ寄りで着こなしたいならば、ハイテク系はNG。いくら靴選びは機能性がポイントとはいえ、バランスの悪いコーディネイトは避けたいものです。
選ぶべきは、ローテク系のスニーカー
ならばカッチリ寄りのスーツスタイルに合うスニーカーはどういったものか?というと、間違いなくローテク系。「コンバース・ジャックパーセル」や「アディダス・スタンスミス」、「ナイキ・コルテッツ」などのレザーモデル、カラーは黒を選ぶべきでしょう。なぜなのか?というと、コーディネイトの中で浮かないから。「最近、ハズシなんて言葉も流行っているし……」などと、キャンバスや白を持ってくるのは大きな間違い。普通はスーツ+スニーカーだけで、充分なハズシ効果は得られるのですから、それ以上のハズシは狙うべきではないでしょう。
また「コールハーン」などから革靴に見えるスニーカーも販売されていますから、機能性と無難さを求めるならば選ぶべき。例えば「オリジナルグランド・プレーン オックスフォード」ならソールがホワイトでボリューミーなところ以外は誰がどう見ても革靴、それでいてスニーカー同等の履き心地が実現されているのです。
一方で機能性重視で開発されたウォーキング用シューズは、カカトの部分のボリュームを持たせているものがあり、非常に野暮ったいもの。いくら履き心地や機能性が優れているとはいえ、このタイプの着用は避けたいものです。
全てを上回る重要性を持つのがTPO
靴は機能性で選べ、しかしコーディネイトは大切ということなのです。
そして、これら以上に大切なのがTPO、例えば客先へ向かうとか、冠婚葬祭のケースで機能性やハズシ、コーディネイトといったことは考えるべきではありません。考えるべきは一部のスキも見せないこと、そのスキで商談の千載一遇のチャンスを逃がすこともありえますし、葬儀の席なら末代まで語り継がれる過ちとなる。こんなケースでは、当然リュックサックもNGです。
つまり靴選びで重要視すべきは、1に機能性、2にコーディネイト。そして、それらを上回る重要性を持つのがTPOということになるのです。